2024.07.01
その他
こんにちは!明倫ゼミナール八事校・高校部です。
明倫ゼミナール八事校は小中学部と高校部の教室を
併設している進学塾です。
令和6年度共通テストの問題評価・分析委員会の報告が
6月28日に大学入試センターHPにて掲載されました。
受験者が最も多い『英語(リーディング)』に対する、
高等学校評価としては、題材・出題内容を評価する一方、
「分量については再考を要する」とされました。
平均点が61.80点から53.81点に下がった令和5年度入試時では、
関係団体のみが言及していた分量について、
今回は、高等学校評価・関係団体評価ともに、分量が多いとの判断となった形ですね。
(令和6年度では平均点は、51.54点)
また、評価されている題材・出題内容について抜粋すると、以下の通りです。
【題材】
学校生活に関わるものから社会生活に関わるものまで,また,日常的な話題か
ら科学的な話題まで,幅広く取り上げられている。テクストの形式も,チラシ・パンフレットやブ
ログ,レポート,新聞記事など多岐にわたっており,様々な場面で英語を運用する力を測ることが
できるよう工夫がなされている。また,やや長めの読み応えのある物語文の読み取りなど,「読むこ
と」の力を多面的に測る意欲的な出題も見られた。さらに,場面設定に応じてイギリス英語の表記
が使用されるなど,英語の多様性への配慮もなされている。
【出題内容】
様々なテクストから概要や要点を把握したり,必要な情報を読み取ったり
する問題に加え,事実と意見を整理しながら読む問題や,複数のテクストを関連付ける問題,与え
られた文章に対するコメントを考える問題,さらには,文章中の情報を統合して推論する問題など,
コミュニケーションの受信者及び発信者としての思考力・判断力・表現力等を適切に測る出題とな
っており,幅広い受験者層に対して識別力のあるテストとなっている。
共通テスト開始時より増加続きだった英語の単語数と、
語彙のレベルとしてはA1からB1とされていることを鑑みると、
今後の分量は不透明ではありますが、
現状程度の文章量に対する慣れと、
今後も出題が予測される出題内容(与えられた文章に対するコメントを考える問題等)
を意識する必要がありそうです。
出題の意図としては、英語を運用する力を見極めるということなので、
単純に書いてあることが訳せることはもちろん、
内容を比べたり、精査したりするマクロの視点を持つ意識で対策に臨みたいですね。
ぜひ入試で問われている要素を把握すると勉強の指針に役立ちますので、
確認してみてくださいね。
7月が始まり、夏期講習期間が近づいてきました。
高3生はもちろん、高1・2生も大学入試の情報を把握しながら、
この夏に実力をつけていきましょう!