2021.04.23
先生から
明倫ゼミナール 豊田中央校
豊田市にお住いの皆様、こんにちは!
明倫ゼミナール 豊田中央校です。
いきなりですが、皆さん。
『3日前の夕食』の内容を教えてください!
読みながら答えてくださった方、ありがとうございます。
いかがでしたか?急にこんな質問をした理由ですが
3日前の夕食を答えるのに、今どれくらいの時間がかかりましたか?
素早く答えられる人もいたと思いますが
なかなか答えが出てこなかった人が多かったんではないでしょうか?
ちなみに私は唐揚げ弁当でした。
なぜ、すぐに思い出せないのでしょうか?
では次に
皆さんが食事をするときの『箸の持ち方』を教えてください。
今度は、ほとんどの人が数秒で答えられたと思います。
この『3日前の夕食』と『箸の持ち方』とで答えが出てくる時間が異なるのは
皆さんの脳の中、『記憶』のしくみで説明することができます。
『記憶』は、皆さんの脳の中にある『海馬』と言われる部分に保存されています。
そして、その中で『記憶』は大きく2種類に分けられています。
1つは、必要性や重要性の低い記憶が収納される『短期記憶』。
もう一つが人生の中で重要度の高い記憶が収納される『長期記憶』です。
もうお気づきかと思いますが
・『3日前の夕食』⇒⇒『短期記憶』
・『箸の持ち方』⇒⇒⇒『長期記憶』
のように違う収納スペースに入れられており、『長期記憶』は取り出しやすく
『短期記憶』は取り出すのに時間がかかります。
そして、初めの『記憶』は、最初に『短期記憶』へとしまわれます。
その後、何もしなければ『短期記憶』の中でもさらに奥にしまわれ、徐々に忘れ去られてしまいます。
その忘れていく割合を示したグラフが下の『エビングハウスの忘却曲線』です。
何もしなければ、1日後には6~7割の内容を忘れているのです。
しかし、あることをすることで
『短期記憶』にしまわれた記憶が『長期記憶』へと移ることがあります。
その方法を勉強に置き換えて説明いたします。
『短期記憶』から『長期記憶』へ記憶を移動させる手段として
最も効果的なのは、復習をすることです。
え?そんなこと知ってるよ。。。
と思われた方がほとんどかと思います。
そうです。単純で誰もが知っていることです。
ただ、誰もが出来ることではないんです。
学校や塾で習った内容を復習を兼ねて宿題が出されています。
学生の皆さん、その宿題いつやっていますか??
全く同じ量の宿題をこなしている人でも
成績に差は生じてきます。その理由は様々ですが、今回の記憶の話でいうと
いつ復習をしているか。
さきほどの『エビングハウスの忘却曲線』に
1日ごとに復習をしている生徒の記憶の割合のグラフが下のものになります。
復習は、1回だけでは、『短期記憶』から『長期記憶』へ移動させることはできません。
何度も繰り返し反復学習をすることでようやく『長期記憶』へと移されるのです。
ではその中でも成績が飛躍的に上がっている生徒は、
いつどれくらいのスパンで反復学習をしているのでしょうか?
実際に成績が上がっている生徒の反復学習をいつして、
どれくらいの期間で繰り返しているかを示したのが下のグラフです。
生徒の皆さん・保護者の皆様、グラフを見て何か気づくことはございますか?
何度も反復学習を繰り返していくと、ある部分から忘れづらくなっているんです。
どういうことかというと、その部分で『短期記憶』から『長期記憶』へと
記憶が移されたのです。それも短い期間で繰り返し演習をすることで
1日ごとに復習をしている生徒よりも早く移動していることが読み取れます。
生徒の皆さん、宿題やテスト勉強はしているのに成績が伸び悩んでいませんか?
そんな方は、一度自分自身の勉強習慣を見直してください。
それでも自分自身で解決法が見つからない時は、
明倫ゼミナールの無料体験と自習室をご活用ください。
反復学習の習慣がつくまで徹底的に指導させていただきます。
お問い合わせ、お待ちしております。
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