2024.03.18
その他
「253人の子どもに、1こ92円のパンを1こずつ配ります。パンの代金は全部で何円ですか」
この問いにみなさんはどのように式を組み立てますか?
かけ算の式はみんな作ると思います。
でもその式は「253×92」ですか?
「92×253」ですか?
答えはどちらの式でも同じですね。
毎年生徒を見ていると、どちらかというと「253×92」の方が多いですね。
左側の数字が大きいほうがバランスがいいというか、なんとなくでこの式を作りがちのようです。
でも、算数として式を考えるなら「92×253」なのです。
この問題の式をたし算で表してみましょう。
求めたいのが代金(円)ですから、たし算なら同じ単位の「円」で式を作らなければなりません。
92+92+92+92+・・・・・・・+92+92 と92円を253回足せば求められますね。
ですから「92×253」なのです。
「253×92」なら253人を92回足すことになり、答えの単位は当然「人」になってしまうのですね。
このように算数では式の意味を正確に押さえながら問題を解くことが非常に大切です。
まずは基本的な問題で正しく式をつくることを意識することが算数の成績アップの秘訣になります。