2021.10.18
その他
千種区・名東区・東山線沿いにお住まいの皆さま、こんにちは!
大学受験専門、MEIRIN高校館星ヶ丘校です。
あ
前回は、英語長文の速読へ向けて、
「WPM」(1分あたりに何単語理解し読めているか)をご紹介しました。
今回は、より実践的なことで、「文法・語法を活用する!」ということを紹介します。
あ
今春に、センター試験から共通テストへの変更で、
文法の単独問題が出題されず、全問英文読解の形式になりました。
そのため、「大学入試は文法理解より、長文練習が大事!」なんて言って文法を後回しにしてしまうそうですが、
実際は、英語長文を正確に速く読むことにこそ、文法は活きてきます。
あ
例えば、以下今春の共通テスト(リーディング)大問4の冒頭の説明です。
「Your English teacher, Emma, has asked you and your classmate, Natsuki,
to help her plan the day’s schedule for hosting students from your sister school.」
あ
これを1単語ずつ理解できるかももちろん大切ですが、
文法・語法を意識し、大きな塊ごとに理解することで、読むスピードは上がります。
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主語のEmmaまで読み、動詞が「ask」だと分かった時点で、
・ask 人+もの (人にものを尋ねる)
・ask 人 to do (人にdoするように頼む)
などの、askのよくある語法が次に来るかな、と予測できます。
そして、そのあと「to help」があることによって、
「Emmaは、あなたとあなたのクラスメートのNatsukiに、手伝うように頼む」
という内容だと理解できます。
「Your English teacher, Emma, / has asked /[you and your classmate, Natsuki,]
/ to [help her plan the day’s schedule for hosting students from your sister school.]」
手伝うことの詳細は、「help~」に書いてあることがわかりますね。
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文法・語法とは、文構成のルールです。
すなわち、このルールを意識することで、
「ここで意味が区切れる」「ここが意味の塊になる」「この品詞の後にはこれがくる」
など、文章を予測しながら、俯瞰的に見ることができます。
次に何が来るか分からず、目の前の1語1語を読むよりも、
予測しながら、大きな塊で理解していくほうが、速く読むことができますね。
ぜひ、文法・語法もしっかり押さえたうえで、
長文読解練習を積み、正確に速く読めるようになりましょう!