2021.02.27
その他
千種区・名東区・東山線沿いで高校生の塾をお探しの皆さん、こんにちは!
大学受験専門、MEIRIN高校館星が丘校です。
あ
春休みも近づき、英語・数学などの課題をスタートしている生徒も少なくありませんが、
みなさん、「現代文」の勉強はしているでしょうか?
あ
よく「現代文の点数は問題文に左右される」という感想を聞きます。
では一体、問題文の何に左右されているのでしょうか?
それは結局、読み手が理解しやすい文かどうかに左右されているということでしょう。
そして、読み手が理解しやすい文(=得点しやすい文)とはどういうものかというと、
「誰が読んでも理解できるほどわかりやすく書かれている文」か
「読み手が馴染みのあるテーマ・見知った論理展開の文」です。
前者に関しては、誰でも読めるのであれば差がつかないので、
大学受験の場で見ることはほとんどないでしょう。
ということは、「読み手が馴染みのあるテーマ・見知った論理展開の文」
の幅をいかに広げることができるかによって、
受験本番で出題される文に対応できるかが決まるということです。
あ
例えば、英語の長文を読む際に、日本語ですでにあらすじを知っている話であれば、
記憶を頼りに予測しながら読み進めることがたやすいですが、
全く初見で、なおかつ話の展開が自分にとって奇想天外なストーリーであれば、
自分の解釈で合っているか不安になってしまいますね。
それと同じことが日本語の現代文でも起こっていると言えます。
あ
そもそも、高校生が取り組んでいる「評論文」とは、
その分野の学者や専門家が書いている、抽象度の高い文章です。
そして、一般論や現代社会で市民権を得ている考えに対し、
『批判』したり、筆者独自の視点を述べたりする文章のことを指します。
文章ごとの筆者自身の意見には目新しさがあり、読みながら理解するしかありませんが、
根底である一般論や通説という「背景知識」と、抽象度の高い「語彙」に関しては、
身に着けていくことで、初見の文章でも読みやすくすることができるのです。
あ
ちなみに、上述の『批判』という言葉の意味を知っているでしょうか?
これは単に「欠点を指摘する」という攻撃的な意味だけではなく、
「物事を吟味する」(良し悪しに関わらず)という意味もあり、
思想系の評論文ではよく後者の意味で登場します。(上述でもその意味で使用しています。)
現代文の単語帳もあるくらいなので、単なる日本語の文章と捉えるのではなく、
「背景知識」「語彙」の養成が必要な科目として、取り組みましょう!