2023.11.10
先生から
こんにちは。名古屋市昭和区 御器所駅・荒畑駅近くにある高校生専門塾。MEIRIN高校館御器所校の安藤です。
高校生のみなさんは「実質賃金」という言葉をご存知でしょうか?
労働者に支払われた賃金に対し、物価変動を計算して導き出されるのが「実質賃金」です。
※中日新聞朝刊記事より
厚生労働省が11月7日発表した9月の物価変動を加味した実質賃金は、前年同月比2.4%減で、18カ月連続のマイナスとなりました。給与は、21カ月連続でプラスだったものの、高い水準で上昇する物価に賃金の伸びが追いついていない状況です。
気になったので、ここ最近の物価上昇率を調べてみました。
すると2020年比で106.2%! 前年同月比(9月)は3.0%の上昇です。
賃金だけでなく、仮に銀行に預金しておいても利息は0.001%しかありません。
※物価上昇が続いたバブル景気(1986~91年)の利息は5~6%と比較し
なんと5000~6000分の1しかありません。
実質、預金が目減りしていく時代となりました・・・。
ちなみに「貯金をしなくてもいい」という意味ではありませんのでご注意を。
高校生にとってこうした難しい未来を乗り切るためには
ひとりひとりの生産性を物価上昇を上回る率でアップするしか方法がありません。
これから直面する入試改革もこうした時代背景を反映したものかと思います。