高校館御器所校のブログ

【2/3】35人学級実現は大丈夫?心配な教員採用試験倍率

2021.02.03

先生から

こんにちは。名古屋市昭和区 御器所駅・荒畑駅近くにあるMEIRIN高校館の安藤です。

2/3今日は立春。受験生にとっては早く春が訪れて欲しいですね。

さて、公立小学校の学級編成を35人に引き下げる
「公立義務教育諸学校の学級編制及び教職員定数の標準に関する法律の一部を改正する法律案」が
2月2日、閣議決定されました。2021年度から5年かけて1クラスあたり35人に引き下げる予定です。

それに伴い気になるのは教職の人気です。DSC_3819.jpg
(2/3の中日新聞朝刊より)

小学校教員採用試験の倍率が過去最低の2.7倍になったそうです。

90年代後半~2000年には10倍以上あった人気の職業ですが

教職の多忙な職場環境と一般企業の採用が好調であったため
敬遠されることが増えています。

教員志望者にとっては朗報ですが

教員の質を保つためには最低でも3倍は必要だと言われています。

学力的に不安な人材や「公務員で比較的安定しているから」と教職を選んだ人が現場に立つことになれば

たとえ35名学級になったとしても教育の質の維持は困難になるでしょう。

政府も対策を考えているようですが、将来の不安を抱えた状態です。

現在担当している生徒さんの中にも教員志望が何名かいらっしゃいますが

ぜひ確かな学力と意欲をもって大学に進んでもらえるようにサポートしていきたいと思います。

高1・2生の方は期末テストまであとわずかですね。
慌ただしい毎日ですが、しっかりと準備していきましょう!

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