瑞穂校のブログ

歴史の問題が「解ける」とは?

2021.11.01

その他

瑞穂区・昭和区・熱田区のみなさま、こんにちは!

瑞穂区の学習塾、明倫ゼミナール瑞穂校です。

 

さっそくですが、次の歴史の問題があります。

戦国大名について適当でないものを1つ選びなさい。

ア 九州の島津、中国の毛利、四国の長宗我部、関東の北条東北の伊達などが有名だ。

イ 大村純忠、有馬晴信、大友宗麟は、4人の少年使節をマカオに派遣した。

ウ 織田信長と徳川家康の連合軍が、馬防柵と大量の鉄砲で武田の騎馬部隊を破ったのは、長篠の戦いだった。

エ 織田信長の部下だった豊臣秀吉が、各地の大名の力や仏教勢力をおさえ、天下統一をなしとげた。

 

これは南山中学校女子部の問題です。答えは「イ」です。

キリシタン大名 → 天正遣欧使節 → ローマ教皇会うためローマに派遣

マカオも寄港しているが、派遣ではないので×!

 

必要な要素を分解すると、

①知識

大村純忠、有馬晴信、大友宗麟 → キリシタン大名・天正遣欧使節

②背景

天正遣欧使節 → ローマ教皇・スペイン国王・ポルトガル国王に会いに行く

       → ヨーロッパへ派遣

③思考

①②をふまえて、どこが違うか気づく

 

前提としての①の知識が必要で、精査のために②を考えることが必要です。

そして知識を使って間違ってる箇所を見破ることで、正解にたどりつきます。

知識と、その背景を断片的でなく、体系的に理解することが求められています。

 

今、明倫の私立受験コースの小学5年生が歴史を学んでいます。

覚えることが多くて、大変ですが、まずは基本知識をつけることが大事です。

そして記述問題や直し、親子の会話などを通して、因果関係に気づいてほしいです。

知識は体系づけると、定着しやすくなります。

解く力は、今6年生が過去問や総合問題を解きながら練習し、つけています。

5年生ではまず知識の定着をしっかりおこなってほしいです。

 

中学受験はやるべき時期とつけてほしい力があります。

中学受験を検討されている方、個別の事例もあります。

お悩みの方はぜひご相談ください。

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