2021.08.11
先生から
小牧市近隣のみなさまこんにちは!
小牧駅そば!
小牧中央図書館近く!の
明倫ゼミナール小牧校です。
東京オリンピックが終わりました。
パラリンピックはこれからですね。
さまざまな意見が飛び交い、困難と混乱交じりの開幕でしたが、
終わってみれば、日本が史上最多の金メダルを獲得するなど、
純粋に感動にあふれた大会だったのではと思います。
パラリンピックも期待しています。
開催についての是非はそれぞれあると思います。
何が正解か答えが出ない現実。
ただひとつ言えることがあります。
新型コロナ感染が広まって以来、いろいろな制限がかけられ自由が制限される日々。
フィールドで全力・全開で自分の限界に挑戦する姿に、私達自身の心身の解放を重ねていたことは
間違いないということです。
選手の「戦う姿」に感動をもらいました。
その中で一番感動したシーンがあります。
それは、女子スケートボードの決勝です。
予選でトップ通過した岡本碧優選手が、
決勝でメダルを目指すために大技に挑みました。
残念ながら着地に失敗してしまいました。
メダルを逃してしまいました。
悔しさに涙する岡本選手に、決勝を戦った仲間たちが集まり、
みんなでハグしあい岡本選手を肩に乗せて健闘を称えていたのです。
その中にいたのは、メダル獲得の選手だけではありません。
岡本選手と同じく途中で失敗しメダルを逃した選手がいたのです。
選手たちはオリンピックの舞台に上がるまで、計り知れない苦しみや我慢を続けてきたでしょう。
その結果、失敗してしまった。悔しさは計り知れません。本来自分のことで精いっぱいでしょう。
そんな時に自分の痛みを超えて、他者をいたわり称えることができる。
なんと素晴らしいことか。
オリンピックも、
私達が携わる学業も、
もっと言えば、人生そのものも、
戦いの連続であり、そこには「勝負」という結果がついてきます。
きれいごとだけでは語れません。
「勝ちの喜び」があれば「負けの悔しさ」もあります。
ただ、「勝ち=喜び」「負け=悲しみ」それだけではないと
今回の女子スケートボードのシーンは教えてくれた気がします。
「スケートボードが楽しい」その共通の価値観のなかで、
お互いの努力や成功を、失敗や挫折を、
一緒に称えて、励ましてレベルアップする。
相手を称えながら自分も成長する。
教育現場にも必要なことだと感じました。
経済や宗教や民族の対立など、
違った価値観で対立をしてきた世界。
そんな中、新型コロナの感染拡大は、さまざまな違いを超えて、
「世界共通の宿題」となりました。
この宿題を解決するのには、
相手を称えながら、自分も努力する。
新しい「戦い」の形が必要です。
それをスケートボードの選手たちは教えてくれたような気がします。
一生懸命頑張って、それでいていつも笑顔で。
新しい戦い方を学びました。
ありがとうございました。
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