2022.11.01
その他
前回は「為替相場」と「需要と供給」についてお話しましたね。
今回は、
「円高」
についてお話します。
【円高とは】
他国の通貨に対する円の価値が高くなることです。
わかりやすいのがドルとの交換比率ですね。
1ドル=100円が基本の交換比率だとしましょう。
これが、
1ドル=90円
となるのが円高です。
逆に
1ドル=110円
となるのが円安です。
ちょっとわかりにくいと思った人は、
チョコレートで例えてみましょう。
みなさんは500円を持っています。
お店には
A 1個で500円のチョコレート
B 10個で500円のチョコレート
が売っています。
買えるチョコレートの個数は、
A は1個
B は10個
となりますよね。
ではチョコレート1つあたりの価値はどちらの方が高いでしょうか?
もちろん、A ですよね。
このチョコレートの個数=「円」だと思ってください。
個数が少ない=見た目の「円」が少ない方が価値が高いということがわかります。
さて、この円高ですが、
メリットとデメリットがあります。
〇メリット
・海外のモノやサービスが安く買える
円高だと本来100ドルで10000円のものを9000円で買えるということですから、
輸入に有利になります。
〇デメリット
・日本の製品が海外で売りにくくなる
輸出に関しては逆のことが起きますから、
輸出は不利になります。
それにより景気が悪化する可能性はあります。
昨年まで日本は円高でした。
今年度に入ってから円安に変わっています。
では次回は「円安」について解説していきます。