香久山校のブログ

高校入試に英検は必要か?

2021.10.18

その他

愛知県日進市で塾をお探しのみなさま
こんにちは!
地域密着で手厚い集団授業の
学習塾「明倫ゼミナール香久山校」です。

夏休み前後の面談で
中3生の話題としてよく出るのが
「英検3級受けるか受けないか問題」

今日はこの問題に
切り込んでみたいと思います。

この問題を解くうえで
重要な視点は2つあると思います。

①高校入試にプラスの効果があるか
②英検を受検するだけの余力があるか

そして、この視点はコストパフォーマンスという
指標で紐づけられていて
切っても切れぬ関係であります。

私の私見を先に申し上げておくと
「夏休み後に始めても遅い!」
というものになりますが、
その理由を述べていきます。

(1)思ったよりプラスの効果がない

内申書に書き込む英検3級の加点効果は
思ったより高くないと思います。
「思います」というのはどのくらい加点
されているのかまでは、さすがに外からは
分からない部分が多いからです。

それでも、英検3級があったから助かった!
という生徒はそれ以前に英検3級に受かるだけの
実力があったから受かったとも取れます。

よって、中3生の早い時期に
実力をつけるために英検3級を取得するなら
効果ありと思いますが、夏休み前後では
少し出遅れていると言わざるを得ません。

もちろん、特色選抜や国際英語科などの
特別な学科に進学される方は
加点効果が大きい可能性もあります。
しかし、英検3級では周りと差が出ないか
もしくは英検準1級持ってます!みたいな
キラキラ経歴に負けてしまうことも
あると思います。

結局早い時期から進路を決めて、
がんばった人には勝てないところが
少なからず出てきてしまうと思います。

(2)受験勉強でそれどころではない!

このころの受験生の心情として
「受験勉強と英検対策は大きな違いがある!」
という心理的ハードルは
拭い去ることが難しい部分があります。

確かに、各4技能の力
(リーディング、リスニング、ライティング、スピーキング)
は付きますが、少し入試とは形式が違います。

1年に何度もある英検は過去問も豊富で
合格点もある程度わかっています。

そのため対策として、この問題が出たら捨てるなど
本来の英語の力とは関係ないテクニックで
合格点すれすれを攻めて受かることも
可能となります。
また、たとえ合格点に届かなくても
次の試験を受けることができます。

対して、高校入試は倍率や定員によって
その年の合格点は微妙にずれがあり
H29年度からの5年間分、10回の過去問しかありません。

ある程度のテクニックは使えても
本質的に内容を理解していなければいけません。
できる限り満点を目指す高校入試では
捨て問と割り切れる問題も少なくなります。
また、たとえどんなに準備しても
合格に手が届かなければ、次の機会はありません。

以上の観点から、
夏休み以降の日程の英検を受けることは
おススメしません。

では、いつが最適か!
それは2年生のみなさん
今ですよ!!

さっきも申し上げましたが、加点効果が
あまり感じられないだけで、
メリットが全くないわけではないのです。
むしろ今始めればいいことばかりです。

履歴書には未来永劫書けますし
夏休み前までに取れれば、受験勉強にも
影響はないわけですから。

ぜひ、明倫の英検対策講座もご利用ください。
2次対策もバッチリ!

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