2021.06.02
その他
岡崎市の皆さん、こんにちは!
明倫ゼミナール東岡崎校です。
最近、校舎階下の駐車場にツバメが飛んでくるのを見かけます。
見てみると、巣をつくろうとしている最中でした。
ツバメというと、理科・国語で問題となることがあります。
まず、理科では、渡り鳥、特に夏を日本で過ごす「夏鳥」の代表として取り上げられます。
春に日本にやってきて、人家の軒下などに巣をつくり、そこにで産卵し、生まれたひなを育てます。
1年に2回ほど産卵・子育てをするのが一般的ということですから、今の時期(6月)は2回目の産卵ということになるのでしょうか。
秋になると、日本を去っていき、東南アジアで冬を越すとのことです。
国語では、短歌・俳句によくツバメ(古くは「つばくらめ」と呼びました)が出てきます。
俳句では「春」の季語となっています。
確かにツバメを見かけるようになると「春になったなぁ」と思わせられますから、納得ですね。
実際には夏まで日本にいるわけですが、春のイメージが強いですよね。
現代では、食べ物は1年中、何でも食べられるので、自然界の季語に実感を得られない生徒さんが多いようですが、ツバメは人間の住んでいる地域の近くにいますから、その中でも理解しやすい季語と言えますね。
ツバメが出てくる有名な短歌としては、斉藤茂吉の
のど赤き 玄鳥(つばくらめ)ふたつ 屋梁(はり)にゐて
足乳根(たらちね)の母は 死にたまふなり
※ のどが赤いつばめが二羽、家の梁にとまっていて、母は亡くなられた
の句が有名でしょうか。
春に産卵・子育てに来るツバメは「生」の象徴であり、母の「死」と対比させています。
ちなみに、ツバメは必ず軒下などの人工物に巣をつくるのですが、これはあえて人のいるところに巣をつくり、外敵を遠ざけるためと言われています。
「ツバメが巣をつくる家は栄える」と言われることがありますが、これはツバメが人の往来の多いところを選んでいるためとも言われています。
昔から言われることには、科学的にも理にかなっていることが多いですが、これもなるほどと思わされますよね。
東岡崎校の生徒も、この言葉の通り、成績アップしていくことを願っています!
竜海中学の中間テスト真っ最中ですが、他の学校の成績が続々と出ています。
揃いましたら、結果の報告を致します!