2024.07.09
先生から
名東区・守山区・長久手市・尾張旭市の皆様こんにちは。
清水家藤が丘店3Fにある学習塾、明倫ゼミナール藤が丘校です。
前回の記事の続きです。
基本的に、うまくいっている方の真似をすることは良いことだと思っています。
前回の記事で触れた通り、真似をすることは上達の近道だからです。
ただし、ずっとそのままでよいのか?というと、それは違います、というのが今回のお話です。
例えば「こんな風になりたい」と思う理想があったとして、
その理想に近づくために他人の真似をするというのはあくまで「近道」であって、
当然ショートカットした先で合流する本道が別にあるわけです。
そうすると、どこかのタイミングで「自分なりのやり方」を模索する必要が出てきますね。
これがすごく難しいことなのは、なんとなく想像がつくと思います。
特に、身近に手本に出来る方がいらっしゃる方ほど、これは難しくなると思っています。
理由は簡単で、「理想が高くなりすぎてしまう」から。
今まで50点を取っていたAさんが、Bさんのやり方を真似して70点に上がったら成長ですよね。
しかし、Bさんの方は90点を取っていた、ということが往々にしてあります。
ここでAさんが「それでも自分は成長した」と思えないケースが問題になりやすい、ということです。
仮にここでAさんがBさんと全く同じことをやったとしても、同じように90点に届くことは経験上ありません。
むしろ、かえって調子を落としたり、ペースが乱れて前より悪い結果になるケースの方が多いように思います。
Aさんにとって、Bさんは自分の理想に近いかもしれませんが、やはり別人です。
人間には「自分が今できる以上のことはできない」ので、Aさんが70点から90点を目指すための方法論はBさんを真似する中からは見えてきません。
Bさんは既に90点取れる方ですから。
そういう時に、今より成長する(自分の調子を整える)最良の方法は、「うまくいった自分の真似をすること」です。
うまくいった自分をトレースできるようになれば、標準値が上がります。
標準値が上がれば、出来ることが広がって以前より高いところを目指せますね。
それなのに他人の真似に戻ってしまっては当然うまくいかないし、もったいないです。
真似することは上達の近道ですが、かくありたいという理想には辿り着かない。
他人から学んだり、あこがれるのは良いことです。
ただ、一歩目を踏み出したなら次のステップに進むべきです。
どんなに大変でも、自分の力で次を考える段階に入るべきです。
翻って、皆さんは今どの段階に居るでしょうか。
今が一歩目なら、大いに真似てください。
一歩目を踏み出すことができたなら、徐々にうまくいった自分を言語化していってください。
何事もそうですが、自分の成長の段階を意識することが上達のコツです。
この夏しっかり頑張れると良いですね。
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