藤が丘校のブログ

登る山を決める。

2024.06.18

先生から

名東区・守山区・長久手市・尾張旭市の皆様こんにちは。

清水家藤が丘店3Fにある学習塾、明倫ゼミナール藤が丘校です。 

 

突然ですが、皆さん登山をしたことはありますか。

自分は出身が四国なので、学生時代に結構山に登りました。

日本百名山に数えられる石鎚山なんかにも登ったことがあります。

 

実際にやってみるとつくづく思いますが、

登山というのは大変な労力を要します。

準備は大変だし、虫には刺されるし、転んでけがをすることもあります。

翌日は疲労でまともに動けず、その割に得られるものは少ない。

山頂からの雄大な景色と、少しばかりの満足感くらいです。

 

山登りをしない人からすると、

雄大な景色が目的ならそういう写真を見ればよい、

と言われてしまうかもしれません。

でも、多くの登山家は自らの足で山に入ります。

 

自分の足でそこまでたどり着くことと、

他の人が成し得たことで満足することの間には、

やはり大きな差があります。

 

登山を他のレジャーや、スポーツと置き換えても良いでしょう。

例えば旅行が好きな方であれば、

準備がどれだけ大変で、日々の仕事や学業に疲れがあっても、

やはりタイミングが合えば旅に出るでしょう。

旅行番組を見て無聊の慰めとすることはできても、

だから自分が旅行しなくてもよい、とはならないはずです。

 

準備がどれだけ大変でも、とても疲れることがわかっていても、

我々は旅に出るし、山にも登るわけです。

 

では、皆さんにとって、登るべき山とは何でしょうか。

見たい景色、と置き換えても良いかもしれませんね。

「こうしたい」「こうなりたい」という目標です。

 

日々の学業をベースに考えるのであれば、

やはりそれは「テストの点数」であったり、

「志望校」であったりすると思います。

道中に負傷する危険性は登山よりは少ないでしょうが、

目指すところまで到達しようとすれば、

準備は大変だし疲れもしますね。

 

そして、登山と同様、

他の誰かが自分の代わりに頑張ってくれる、

というわけにはいきません。

他の人の結果が良かった、志望校に合格した、

という事実(=山頂からの写真)があったとして、

皆さんがそれで満足できるなら別ですが。

 

やはり最後は皆さんが自分で頑張る必要があるわけです。

その時に、自分で決めた目標でないと、やはり覚悟は揺らぎます。

何より、自分で決めた目標でなければ、

「今の自分では難しい目標」になってしまったり、

逆に「今の自分には簡単すぎる目標」になってしまうこともあります。

 

また、「もっと高い山が他にある」とか、

「こんな山簡単に登る人がたくさんいる」とか、

そういうことは全て横に置いてしまって、

「自分が登るべき山はどこか?」をきちんと考えなければなりません。

 

そうやって自分と向き合い続けて、

自然とできることが増えていくことを「成長」と言います。

 

まもなく1学期の期末テストが始まります。

この山を越えたら、次はどの山に登りましょう。

しっかり考えて、「成長」していきたいですね。


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