藤が丘校のブログ

過去問に取り組む意義。

2024.10.27

先生から

名東区・守山区・長久手市・尾張旭市の皆様こんにちは。

清水家藤が丘店3Fにある学習塾、明倫ゼミナール藤が丘校です。

 

受験生の皆さんは日々の学習の中に入試問題の過去問が入ってくる割合が増えてきました。

中3生の皆さんはまだ定期テストに向けての勉強も並行して進行するので、

実は今しばらくの猶予がありますが、

中学受験コースの6年生の皆さんの場合、秋は過去問演習が全ての学習の中心にあると言っても過言ではありません。

 

「なぜ二度と同じ問題は出ないのに過去問演習に取り組むのか?」

例年必ず皆さんからいただくご質問です。

 

これには複数理由がありますが、

「総合演習の中でアウトプットの練習を行うため」

というのが絶対に外せないものの一つでしょう。

 

中学受験でも高校受験でも、「要求される知識の量」は膨大です。

当然、それらの知識のインプット、つまり覚える作業に割く時間もまた、受験勉強全体の大きなウェイトを占めます。

ざっくり言って、夏までの勉強は基本的にこの覚える作業を中心にしている、と言ってしまって良いと思います。

 

逆に言えば、秋以降の勉強は一から新しく覚える作業に、というレベルではいけない、ということです。

これまでに覚えた知識を用いて、「その場で考えて」「適切に処理する」練習をしなければなりません。

そして、現状の試金石として一番わかりやすく、今後の指標にもなりやすいものが、皆さんの場合は志望校の過去問だ、ということになるわけです。

 

一言断っておくなら、今の時点では歯が立たない、ということは多くて当然です。

入試問題は本来、今から3か月後に取り組むはずの問題ですから。

「3か月の伸びしろ」を念頭に置いて見なければなりません。

 

だからといって、

「今の時点ではまだ歯が立たないので、もう少し基礎固めをしてから取り組みます」というようなことを言っていると、

過去問にまるで触れないまま本番を迎えることになってしまいます。

歯が立たなくて当然なわけですから、むしろ

「あと3か月の間に目の前の入試問題と勝負になるレベルに成長するためには、今何をしなければならないか?」という視点で取り組むことが肝要です。

 

そうすると、

①過去問に取り組んで、

②その直しをして、

③抜けていた基礎知識の振り返りをする。

そして①に戻る、というサイクルを繰り返すことになります。

 

やってみるとわかりますが、これが本当にしんどい。

「本番のために、自分のできないところと向き合い続ける」ことになるわけですから。

なぜ秋以降の学習で大きな差が生まれるのか、なんとなく察していただけるのではないでしょうか。

 

必要な取り組みと向き合うことの難しさを理解したうえで、

それでも机に向かえるかどうか。

  

気付けば10月も終わりです。

そんな粘り強さを応援する気持ちを忘れずに、子どもたちを見守りたいですね。


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