2024.09.29
先生から
名東区・守山区・長久手市・尾張旭市の皆様こんにちは。
清水家藤が丘店3Fにある学習塾、明倫ゼミナール藤が丘校です。
学習内容が難しくなるのが2学期だ、というようなことを、
以前別の記事で書きました。
当然ですが、内容が難しくなるということは、
初見では手が出ない問題が増えるということです。
大人の目線なら落ち着いてもいられますが、
子どもたちにとってこれがどれほどのストレスになるか、
という視点は、ともすれば忘れられがちです。
一生懸命勉強時間を増やしているのに、
理解できない問題と出会う回数が増え、
いままでできていたはずの問題で間違い、
赤いペンで模範解答を書き写す時間が増える。
しかも自力で理解できないものが多いのに、
講師からは「考え直しが足りない」と言われる始末。
普通に考えて、そりゃ嫌になります。
もちろん、それでかえって取り組み方に深みが出る方も多くいらっしゃいます。
こうやると良い、の方法論を実践してくれるだけでも、
できることは驚くほど増えていくものですから。
とはいえ、誰だって間違えたものと向き合うのは嫌です。
そうすると子どもたちの思考は、自然と
「これ以上間違えたくない」に向かっていきます。
これはもう、ある種無理からぬことかなと思います。
理解できないものが多いのに、間違えないようにしようとするとどうなるか。
これはもっと簡単で、
調べながら書いた答えに丸をつけるようになります。
そうすれば、ひとまずはできたことにできますからね。
今度はノートに丸ばかりが並びます。
もっとひどい場合には、答えをそのまま写してしまう場合もあるでしょう。
もちろんそれではいけないことは本人たちもわかっていますが、
一度このやり方を覚えてしまうと、
正しい取り組みに戻るのは簡単ではありません。
時間をかけて取り組んでもできるようになる保証はなく、
既に楽なやり過ごし方を覚えてしまっていますから、
その上で自分の苦手と向き合うのはやはりしんどいです。
けれど、それは言ってしまえば、
「新しく下ろした靴が汚れるのを嫌がって外出しなくなる」ようなものですから、
やはり方向性がズレてしまっているわけです。
靴が汚れるのを気にしていたら、どこにも行けない。
皆さんは遠くに行くために新しい靴を下ろしたわけですから、
それではもったいないですね。
それに、結局はどこかのタイミングで靴が汚れるのを許容して、
外に踏み出さねばならぬわけです。
できない部分と向き合って前に進めるかどうか。
この差が一年で一番大きく表れるのが、恐らく二学期だと私は思います。
できたことにしてしまわない、という向き合い方は大変ですが、
そうやって正しく積み上げることができて初めて、「自信」が持てるようになります。
自信を持って勝負の時が迎えられるよう、頑張りましょうね。
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