こんにちは。
明倫ゼミナール中学受験コースです。
アメリカのトランプ大統領は、
アメリカに輸入される自動車の関税を
25%引き上げる(乗用車は現在の10倍以上になる)として、
自動車産業を主要産業としている日本、
特にトヨタ自動車のお膝元の愛知県では心配されています。
関税は輸入品にかかる税のことです。
中学受験の勉強では、
幕末の不平等条約で習います。
輸入している国が輸入品に対して税をかけます。
日本の立場で言えば、
アメリカで製造されたものに税をかけるので、
アメリカ製品の価格が高くなり、
日本国内で同じような製品つくる企業を守ることにつながります。
幕末から明治の日本は、
この関税をかけることができなかったので、
外国から綿織物や毛織物がたくさん入って来て、
国内の繊維産業が打撃を受けました。
今回トランプ大統領が関税の引き上げを行うことで、
アメリカが輸入する自動車価格が上がることになります。
(トヨタ自動車は当面販売価格を上げないと発表)
トランプ大統領は輸入車が高くなることで、
アメリカの自動車が売れるから良いとしていますが、
アメリカ国民の自動車購入の選択肢が減ること、
海外から輸入する部品も関税が上がることで、
アメリカで生産している自動車のコストも上がることなどから、
アメリカの自動車市場にも悪い影響が出るのではないかという見方もあります。
やってみよう!
1 1858年にアメリカと結んだ不平等条約名を答えなさい。
2 1の条約の不平等な点を2点答えなさい。
3 2の改正に成功した外務大臣を二人答えなさい。
4 海外に生産拠点を置いて、製品を製造することを漢字4字で書きなさい。
5 貿易が円滑に行われるように支援する国際機関を次から選びなさい。
ア IAEA イ IMF ウ WHO エ WTO オ UNESCO
答え
1 日米修好通商条約
2 領事裁判権(治外法権)を認める
関税自主権を持たない
3 陸奥宗光 小村寿太郎
4 現地生産
5 エ