こんにちは。
明倫ゼミナール中学受験コースです。
12月13日は「ビタミンの日」です。
ビタミンは栄養の吸収を助けたり、
体の調子を整えたりするはたらきがあります。
そのビタミンを最初に発見したのは日本人です。
化学者鈴木梅太郎がコメの研究中に、
米ぬかの中から新しい栄養成分(ビタミンB₁)を発見しました。
鈴木梅太郎はそれを「オリザニン」と名付けたのですが、
ポーランドの化学者フンクが、
同じ成分を発見し「ビタミン」と発表したため、
ビタミンが定着しました。
皆さんが普段食べているごはんは真っ白な白米だと思います。
白米は米のもみがらをとった玄米の表面の茶色い皮や
胚(はい:芽になるところ)をとったものです。
この表面の皮や胚が米ぬかです。
前述のように、
この米ぬかにビタミンB₁が含まれていたため、
白米を食べるようになった江戸時代には、
脚気(かっけ)という病気が流行りました。
脚気という病気は、
手足がしびれたり体がだるくなったりして、
死ぬ場合もある病気でした。
江戸時代の普段の食事は、
ごはん・みそ汁・漬け物の一汁一菜(いちじゅういっさい)だったので、
米ぬかも大事な栄養だったのです。
ですが副菜の多い現代の食生活なら白米でも大丈夫です!
やってみよう!
語群:水・ビタミン・ミネラル・タンパク質・炭水化物・脂質・酸素
1 三大栄養素と呼ばれるものを語群から選んで書きなさい。
2 五大栄養素と呼ばれるのは、1の答えに何と何を加えたものか。
3 主に筋肉や皮ふ、内臓など体のもとになったり、
熱のもとになったりする栄養素を答えなさい。
4 カルシウム・ナトリウ・鉄は、語群の栄養素のどれになるか答えなさい。
5 ビタミンを性質の上から2つに分けると、
どのように分けられるか答えなさい。
答え
1 タンパク質 炭水化物 脂質
2 ビタミン・ミネラル
3 タンパク質
4 ミネラル
5 水にとけやすいもの(水溶性)と油にとけやすいもの(脂溶性)