こんにちは。
明倫ゼミナール中学受験コースです。
2023年に生まれた日本人は72万7277人と、
記録のある1947年以降最も少ない結果となりました。
1人の女性が一生の間に出産する子どもの数の平均である、
合計特殊出生率も1.20と過去最低となりました。
特に東京都では0.99と1を割り込みました。
このまま少子化が進むと、
社会を支える働き手が少なくなりますから、
サービスや生産力がおとろえ経済力が低下します。
高齢者の割合は上がっていますから、
高齢者を支えるための負担も大きくなります。
15歳~64歳までを生産年齢人口と言って働き手とされます。
1990年では1人の高齢者を6人弱の生産年齢人口で支える計算でしたが、
2023年では約2人で支える計算になります。
しかも15~18歳人口の約90%が進学しますから、
働き手はもっと少ないことになります。
少子化に歯止めをかけるため、
「子ども・子育て支援法」を改正して、
育児手当や出産・子育て支援のためのお金を増やすことにしました。
やってみよう!
1 出生数を調査している国の役所を次から選びなさい。
ア 法務省 イ 総務省 ウ 経済産業省 エ 厚生労働省
2 国の歳出ではどの割合が一番高いか選びなさい。
ア 社会保障関係費 イ 国債費 ウ 地方交付税交付金 エ 公共事業関係費
3 年金の支給や医療費の負担軽減に関わる制度を次から選びなさい。
ア 社会保険 イ 公的扶助 ウ 社会福祉 エ 公衆衛生
4 少子化が止まらない原因として考えられていることで、
あてはまらないものを選びなさい。
ア 高学歴化や女性の社会進出により出産・子育てに充てる期間が短くなった。
イ 日本の景気低迷が続き、経済的な不安がある。
ウ 結婚や家庭のあり方などの価値観が変化している。
エ 食料不足の心配から人口を増やすべきでないと世界的に考えられている。
5 あなたが考える少子化対策(人口増のために日本はどうすれば良いか)を書きなさい。
答え
1 エ
2 ア
3 ア
4 エ
食料不足になっている国はあるが、
それが理由で日本の出生率が低くなっているわけではない。
5 問4の少子化が止まらない理由から対策を考えてみましょう。
出産・育児が離職・退職につながらないようにするためには?
経済的な不安を無くすためにどんな支援が有効か?
価値観は人それぞれなので、価値観のおしつけはよくありません。
9月18日ブログ 「高齢者人口過去最高更新」
6月15日ブログ 「東京都知事選挙」もご覧ください。