こんにちは。
明倫ゼミナール中学受験コースです。
2024年7月、新しい紙幣が発行されました。
紙幣のデザインには人物の肖像が用いられますが、
これは人間が人の顔の微妙な違いを見分けることができるため、
偽造防止になるからです。
また画像は一般的なコピー機や印刷機では読み取れないような、
細く細かく複雑に描かれています。
他にもお札には様々な偽造防止の工夫が施されています。
「潜像模様(せんぞうもよう)」と言って、
お札をかたむけると浮かび上がってくる文字や数字が描かれていたり、
「深凹版印刷(ふかおうはんいんさつ)」と言って、
インクが盛り上がりざらざらした手触りになるように印刷してあったりします。
紙の厚さを部分的に厚くしたり薄くしたりして、
光が当たった時のすけ具合で像が浮かび上がる「すかし」もあります。
他にも特殊なインクを使ったり、
非常に小さな文字が印刷されていたりなど、
多くの偽造防止の工夫が施されています。
今回発行された新紙幣は、
3Dホログラムが採用されたことも話題となりました。
立体に見える工夫で肖像が動いて見えるようになっています。
やってみよう!
1 新紙幣の1万円、5千円、千円のデザインに用いられた人物を
それぞれ選びなさい。また人物名も答えなさい。
ア 私は慶応義塾を創設したり、「学問のすすめ」を書いたりした。
イ 私は小説家で、代表作は「たけくらべ」「にごりえ」です。
ウ 私は国際連盟の事務局次長を務めました。
エ 私は黄熱病の研究に心血を注ぎました。
オ 私は初代内閣総理大臣を務めました。
カ 私は歌人で「君死にたまふことなかれ」と日露戦争に反対しました。
キ 私は女子留学生として渡米した経験がもとで日本の女子高等教育に尽力しました。
ク 私は破傷風菌の血清療法を確立しました。
ケ 私は「日本資本主義の父」などと呼ばれました。
コ 私は「吾輩は猫である」で作家デビューしました。
2 千円札、5千円札、1万円札、すべての紙幣のデザインに、
肖像が用いられたことのある人物を漢字4文字で書きなさい。
・その人物は1のア~コには入っていません。
・その人物は「天皇中心の世の中」を理想としました。
3 お札はどこが発行しているか次から選びなさい。
ア 財務省 イ 日本銀行 ウ 造幣局 エ 証券取引所
4 新紙幣のデザインには、前の紙幣よりも金額の表示を大きくしたり、
漢数字からアラビア数字(算用数字)にしたりと変更した。
これは年齢や国籍を問わず、多くの人が利用しやすいようにした工夫である。
このように多くの人が利用できることをめざした設計を何というか、
カタカナで答えなさい。
5 新紙幣発行により、新紙幣に対応した券売機や両替機の導入が必要になります。
このため、支払い方法をクレジットカードや電子マネーに限定する店もあります。
このように現金を使わないで支払うことを何というか、
「~決済」の「~」にあたる言葉をカタカナで答えなさい。
答え
1 1万円札 ケ 渋沢栄一
5千円札 キ 津田梅子
千円札 ク 北里柴三郎
※ 6/25,27,7/1のブログでどんな人物かを紹介しています。
ア 福沢諭吉 イ 樋口一葉 ウ 新渡戸稲造 エ 野口英世
オ 伊藤博文 カ 与謝野晶子 コ 夏目漱石
1984年発行 1万円:福沢諭吉 5千円:新渡戸稲造 千円:夏目漱石
2000年発行 2千円:紫式部
2004年発行 5千円:樋口一葉 千円:野口英世
2 聖徳太子
3 イ
日本銀行
・お札を発行する「発券銀行」
・一般の銀行にお金を貸したり、預かったりする「銀行の銀行」
・国のお金の出し入れをする「政府の銀行」
4 ユニバーサルデザイン
5 キャッシュレス