こんにちは。
明倫ゼミナール中学受験コースです。
7月27日に佐渡金山が世界文化遺産に登録されることが決まりました。
朝鮮半島出身者が強制労働をさせられていた時代があるとして、
韓国が世界文化遺産登録に反対していましたが、
日本が佐渡金山の歴史全体を反映することで同意しました。
「強制労働」という表現は使いませんが、
約1500人の朝鮮半島出身者が過酷な労働環境にあったことを紹介するとのことです。
佐渡島は古事記の国生み神話で、
淡路島、四国、隠岐、九州、壱岐、対馬の次に生まれた7番目の島です。
8番目に生まれたのが本州で、
この8つの島が最初の日本の形だったという神話です。
奈良時代には流刑地(るけいち:罪人が住まわされる場所)になっていたようです。
皆さんが習った人物ですと、
鎌倉幕府を批判した日蓮や能を大成した世阿弥が佐渡に流されています。
平安時代には佐渡島で砂金が採れたようですが、
金銀の鉱山として採掘が始まったのは1601年からとされています。
江戸時代には幕府の直轄地(ちょっかつち:直接支配した土地)となって、
江戸幕府の財政を支えていました。
金が枯渇する1989年(平成元年)まで採掘が続けられていました。
坑道(採掘のための通路)が残っているだけでなく、
当時の採掘の様子が絵や関連する建造物も残っています。
やってみよう!
1 佐渡島が属している都道府県を答えなさい。
2 2003年に絶滅したが、中国から親鳥をもらって繁殖・保護している鳥を答えなさい。
3 江戸時代、佐渡島は江戸幕府の直轄地だったが、その直轄地を何というか答えなさい。
4 江戸時代、江戸は金貨、大阪は銀貨が主に使われていたため、
通貨を交換する専門の商人がいた。それを何というか答えなさい。
5 ユネスコの本部がある都市を答えなさい。
答え
1 新潟県
2 トキ
3 天領(幕領)
4 両替商
5 パリ