こんにちは。
明倫ゼミナール中学受験コースです。
6月9日(日)実施の模擬試験のやり直しは終わりましたか?
模擬試験は現在の習熟度を確認するとともに、
入試に備えて、できなかったことをできるようにするために実施しています。
解説授業を担当した先生から、
今回の模擬試験に関するアドバイスをしてもらいました。
4年生
どの教科も小学校のテストとまったく違いますから、
おどろいたことと思います。
100点を取るやり直しは必要ありません。
受験勉強も始まったばかりですから、
それぞれの状況に応じて、
できることを増やしていきましょう。
特に、文章がスラスラ読めるように練習しておくこと、
計算問題が得意になるように練習しておくこと、
習った知識は一つでも多く覚えようとすること、
そんなことをしておくと、
5年生から勉強でも生きてきますよ。
5年生
【国語】
漢字・語句の問題は、
日頃の勉強に覚え直しが取り入れられているかどうかを試すような出題でした。
土曜日の週テストの出題と見比べてください!
文章読解問題は、随筆文と説明文からの出題でした。
答えの根拠となる部分は、どこかを確認しましょう。
【算数】
円周率を使った出題が多かったですね。
「3.14×▢」の計算は「3.14の段」として、
ある程度覚えていた人は速く正確に解くことができたのではないかと思います。
【社会】
国語の漢字語句の問題と同様に、
基礎知識が身についているかどうかを確認する出題が多いです。
しっかり覚え直しをしましょう。
また、地形図の問題は入試頻出です。
覚えた知識を使って「読み取る」練習をしましょう。
【理科】
生物分野と地学分野からの出題でした。
5年生の間に多くの基礎知識を蓄えておくことが大切ですから、
知識の定着を図りましょう。
6年生
【国語】
大問1の説明文は小学生が好んで読むような文章ではありませんが、
入試ではそういった文章もよく出題されています。
小学生になじみのない文章だからこそ、
読解力の有無がわかりやすいからです。
塾の授業で「この文章、嫌い」と集中力を下げていてはいけません!
大問3の主語・述語を答える問題は、
パッと見て答えを出すと、
主語の省略や主語に見える文節に引っかかってしまいます。
述語に対して主語はどれかを丁寧に見つけましょう。
大問4は語彙力を試す問題ではありますが、
形容動詞のかかる言葉から考えてみましょう。
【算数】
5年生同様に円周率を使った問題が多かったですね。
円周率を使った問題は、煩雑な計算に正面から取り組むのではなく、
3.14を1つにまとめる工夫が大切です!
計算練習の数をこなすことも大切ですが、
速く正確に答えを出す方法を見つけることも大切です!!
【社会】
財政、地方自治、環境問題、世界遺産、世界地図など、
現代社会に関する出題ばかりでした。
中学受験では時事問題(ニュースなどからの出題)が取り入れられます。
時事問題対策として新聞に目を通したり、
報道番組を見ることで、
多くのことを学んでいることがわかりますよ。
【理科】
物理分野の出題ばかりで苦手としている人は苦戦したかと思います。
しかし、基本的な原理原則を理解し公式を覚えておれば、
それほど難しくはありません。
例えば、音の伝わり方の計算問題も算数の速さの問題と考えれば、
まずは「圧力」
それぞれの用語の意味をもう一度しっかりと確認しましょう。