こんにちは。
明倫ゼミナール中学受験コースです。
愛知県の私立中学受験も終盤ですね。
まだ挑戦する入試のある人は最後までがんばって!!
暦の上では明日が「立春」で、
旧暦なら新しい年のスタートです。
5年生は「受験まで1年を切っている!」と気持ちを新たにしましょう!
6年生は、いよいよ春が来ますね!
さて、立春の前日が節分です。
節分は字の通り「季節の節目、変わり目」ということで、
「立夏」「立秋」「立冬」の前日も節分なのですが、
やはり新しい年を迎えるということで立春の前日が有名ですね。
そして今日がその節分になります。
節分と言えば鬼を追い払う豆まき(最近は恵方巻の方が目立つ?)ですね。
平安時代に退治された酒呑童子(しゅてんどうじ)という鬼を紹介します。
今年のNHK大河ドラマが紫式部を主人公にしていますが、
その紫式部がいた頃の話なのです。
紫式部が仕えた彰子(しょうし)は藤原道長の娘だということを5、6年生は習っています。
彰子は一条天皇の中宮(ちゅうぐう:この場合は天皇の妻のうちの一人)になりました。
この一条天皇が大江山(京都府北部)に住む酒呑童子という鬼を退治する命令を出したのです。
酒呑童子はもともとは美少年でしたが、
多くの女性からもらったラブレターを読まずに焼き捨てていたところ、
煙が立ち込めて気がついたら鬼になっていたという伝説があって、
その後、京の都に多くの家来(鬼)とともに現れていました。
一条天皇の命令で源頼光(みなもとのよりみつ)らが、
山伏(やまぶし:山で修行している宗教家)に変装して酒呑童子のもとに訪れました。
ちなみに源頼光とともに酒呑童子を倒しに行った一人に坂田金時がいます。
幼いころ、熊とすもうをとっていた金太郎のことです。
頼光らは酒呑童子や家来の鬼たちに神様から授かった酒を飲ませて、
酔って寝てしまったところで首をはねています。
首をはねられた酒呑童子は、
「鬼はだまし討ちなどしない」と言って死んだとか。
ラブレターを読まずに燃やして鬼になり、
死ぬ時はだまし討ちをひきょうだと言ったり、
もともと人間だったとはいえ鬼にも心があるところがおもしろいですね。
オニは悪い心が姿をあらわしたものという考えもあるようです。
サボりたくなる心を豆(魔滅)で追い払いましょう!