こんにちは。
明倫ゼミナール中学受験コースです。
能登半島地震が発生して2週間以上経ちましたが、
輪島市では6000人以上が小中学校などで避難所生活をしており、
輪島市のほぼ全域で断水しています。
道路も寸断されており、
なかなか支援が届かない状態が続いているようです。
そんな中、学習の機会を失わないようにと、
集団避難を希望する輪島市の中学生258人が、
石川県白山市の施設に入りました。
さて、29年前の今日は阪神淡路大震災が発生しました。
この阪神淡路大震災が起こった1995年は「ボランティア元年」と呼ばれます。
震災の対応は行政や役所がやることという意識から、
被災地のために役立ちたいと一般の人が行動するようになった転機になったそうです。
当時は、ボランティアの受け付け窓口が整っておらず、
人手が必要なところに人が回らず、
人手の必要でないところに多くの人が集まってしまったとか、
必要な支援物資が届かず必要でない物資が余っているという状態だったとか、
さまざまなミスマッチが起こっていたそうです。
中には、ボランティアとして被災地に入った人が、
被災者と一緒に炊き出しの列に並んでいたとか、
着古して不要になった衣類を支援物資として送ったりとかという例もあったそうです。
能登半島地震でも個人で役所にボランティア活動の問い合わせをしたために、
業務に支障が出たということがあったようですが、
現在はボランティア団体がホームページで募集を呼びかけたり、
政府広報でボランティアについての説明が掲載されていたりします。
やってみよう!
ボランティア活動について誤っているものを選びなさい。
1 発災直後は被災地の役場などに問い合わせて情報を収集する。
2 活動時期・季節も踏まえ、必要な装備は自分で用意して参加する。
3 発災直後だけでなく、長期的な活動が必要である。
4 ボランティア活動中の事故に備えて、保険に加入して参加すべきである。
5 ボランティア活動の知識・経験を生かして、被災者を引っ張るつもりで支援すべきである。
答え
1 被災地は混乱しているので、ボランティアを支援している団体などに問い合わせる。
5 被災者に寄り添う支援が求められる。