こんにちは。
明倫ゼミナール中学受験コースです。
いろいろなものが値上げされていることは皆さんもよく知っていると思います。
日本は多くのものを外国から輸入していますから、
輸入品を安く買うことができなければ、
日本で売られるものの値段は高くなってしまいます。
この物価高にはいろいろな要因があるようです。
石油や小麦などの世界有数の輸出国であるロシアが、
ウクライナ侵攻をしたため、
多くの国がロシアからの輸入を制限しました。
世界中で新型コロナウイルス感染症の規制が緩和され、
経済活動が従来に戻る中で、
石油などのエネルギー消費が増えたことがあります。
石油は燃料としてでなく素材や薬品の原料としても使われていますから、
石油価格の上昇は、
様々なものの値上がりにつながってしまいます。
日本においては、
ずっと円安が続いていることも原因です。
世界で一番通用するお金はアメリカのドルですが、
ドルに比べて日本円の価値が低くなっているため、
日本円で外国のものを買う場合に高い値段で買うことになってしまいます。
やってみよう!
1 日本が小麦を多く輸入している国として、あてはまらない国を選びなさい。
ア アメリカ イ オーストラリア ウ フランス エ カナダ オ ロシア
2 日本もロシアへの経済制裁に加わっているが、
経済制裁前も現在もロシアからあまり輸入していないものを次から選びなさい。
ア 天然ガス イ 木材 ウ 水産物 エ 衣類
3 次の文で誤っているものを選びなさい。
ア 円高は日本円の価値が高い状態なので、外国からの輸入に有利である。
イ 円高は日本円の価値が高い状態なので、外国への輸出は不利である。
ウ 円安は日本円の価値が低い状態なので、外国からの輸入に不利である。
エ 円安は日本円の価値が低い状態なので、外国への輸出は不利である。
4 物価が継続的に上がり続ける状態を何というかカタカナ4文字で書きなさい。
5 物価が上がることでの影響として誤っているものを答えなさい。
ア 物価が上がることで消費者が買い控えをすると、景気は悪くなる。
イ 物価が上がっても給料が上がっておれば、消費額が上がり税収は増えると考えられる。
ウ 物価が上がることで貯金は減っていなくても価値は下がったことになる。
エ 物価上昇をおさえるために円安にすべきと考えられている。
答え
1 ウ
2 エ
3 エ
4 インフレ
5 エ