私立中学受験科ブログ

2024年入試 時事問題対策 ~普天間移設問題~

こんにちは。

明倫ゼミナール中学受験コースです。

沖縄県宜野湾(ぎのわん)市にあるアメリカ軍基地「普天間(ふてんま)飛行場」は、

住宅街にあり「世界一危険な基地」と言われました。

2006年に普天間飛行場は沖縄県名護(なご)市辺野古(へのこ)沿岸に移設することで、

アメリカ・日本両政府が合意しました。

2017年に移設のための埋め立て工事が始まりましたが、

地盤が弱いことがわかり、

国は沖縄県に設計変更を申請しました。

しかし、沖縄県の玉城デニー知事は承認しませんでした。

そこで国は沖縄県に対して、

不承認を取り消し承認するように求めました。

沖縄県はそれを不服として国を訴えましたが、

2023年9月4日に最高裁判所にて沖縄県の敗訴が確定しました。

しかし沖縄県が申請を承認しないため、

国が県の代わりに承認する「代執行」に向けて、

福岡高等裁判所那覇支部に訴えました。

10月30日に国と沖縄県それぞれが主張を述べました。


やってみよう!

1 沖縄の地上戦よりも前のできごとを次から選びなさい。

 ア 東京大空襲  イ 広島の原爆投下  ウ 長崎の原爆投下  エ ソ連の満州侵攻

2 日本国内にアメリカ軍基地を置くことを認める1951年に結ばれた条約を答えなさい。

3 太平洋戦争終結後も沖縄はアメリカの統治下に置かれたが、

 本土復帰を果たしたのは西暦何年のことか答えなさい。

4 現在の沖縄県は第三次産業の割合が約80%と高い理由として最もあてはまるものを選びなさい。

 ア アメリカの統治下にあったことで、最新医療サービスが充実しているから。

 イ 国内のさとうきびの多くが沖縄で生産されており、その販売店が多いから。

 ウ 世界的に有名な観光地のため、観光に関わる仕事が多いから。

 エ 中国・台湾に近いことから貿易に関する仕事が多いから。 

5 最高裁判所は最終的な違憲審査をすることから何と呼ばれるか答えなさい。


答え

1 ア

2 日米安全保障条約  吉田茂総理大臣

3 1972年      佐藤栄作総理大臣

4 ウ

5 憲法の番人


普天間飛行場に関する出題は過去にもあります。

那覇・普天間・辺野古の位置を確認しておきましょう。

また沖縄島北部にアメリカ軍北部訓練場は、

世界自然遺産登録地に隣接しています。

2024年7月

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