こんにちは。
明倫ゼミナール中学受験コースです。
多くの6年生が夏期講習に来る前に、
新聞に目を通したり報道番組を見たりするようになってきました。
中には子ども新聞などを読んでいる人もいます。
先日、ブルーカーボンの話をブログに掲載しましたが、
それを読んで「ホエールポンプ」の話をしてくれた塾生がいます。
エサを獲るために海深くにもぐり、
呼吸をするために海面まで上がって来るというクジラの動きが、
海底の栄養分を海面に押し上げる働きをすることを言います。
クジラはとても広い範囲を回遊しますから、
海をたてにかき混ぜるだけでなく、
横方向にもかき混ぜます。
またクジラのふん尿も植物プランクトンの栄養になるので、
栄養を遠くに運ぶ働きがあるとして、
コンベアベルト(ベルトコンベア)にたとえられることもあるそうです。
植物プランクトンが増えることで二酸化炭素(CO₂)の吸収量が高まるとし、
地球温暖化防止の観点からもクジラのような大型の海洋生物が注目されているようです。