こんにちは。
明倫ゼミナール中学受験コースです。
6年生は夏期講習で既習分野の復習が終わった後、
入試問題のような総合問題に取り組んでいます。
国語で外山滋比古氏の文章(「知的生活習慣」)が出題文に使われていました。
忘却には頭のはたらきをよくする善玉忘却があるという文章です。
その中に、
「無知は問題外だが、知識が自由な思考を妨げるとしたら問題である」
という一文がありました。
これを読んだ時に、
熱心に勉強しているが応用力がつかなくて苦しんでいる受験生を思い浮かべました。
パターン演習を熱心にこなしている成果で、
同じような出題の正答率は高いのですが、
少し変わった出題文になると、
解ける知識はありながら糸口をつかめずに思考停止になってしまう受験生です。
「こんな問題は見たことがない」「習った覚えがない」
とあきらめてしまわず、
「ここに着目したらどうなるだろう?」「問題をこう言い換えてみよう」
などと試行錯誤してみましょう。
そんな機会を増やすには、
志望校の過去問集を学習に取り入れると良いですね。
入試問題は受験生の様々な力を見たいと思って作成されていますから、
即答できる問題ばかりではありません。
焦らず粘り強く取り組む練習にもなりますよ!
算数の授業教室から、
「そうやって解いたんだね。その方法も正解だよ!」
という先生の声が聞こえてきます。
一つの解法を覚えるのでなく考えることが大事です!!