こんにちは。
明倫ゼミナール中学受験コースです。
名古屋港のコンテナ搬出入を管理するシステムに、
4日から障害が発生したというニュースがありました。
6日朝には復旧しましたが、
6日のお昼の段階では作業再開にまでは至っていないようです。
名古屋港コンテナターミナル周辺では、
コンテナの搬入・搬出を待つトラックの大渋滞が続いているようです。
名古屋港は2002年から20年連続で、
コンテナ貨物を含む総取扱貨物量が全国1位だということで、
物流に大きな影響が出そうだということです。
今回のシステム障害の原因は、
システムがランサムウェアに感染したことのようです。
ランサムウェアというのは、
「人質」という意味の「ランサム」と、
コンピュータを動かす「ソフトウェア」を組み合わせた言葉です。
コンピュータウイルスにコンピュータを感染させて使えなくし、
もとに戻す代わりに金銭を要求する犯罪に使われます。
こういったインターネットを利用した攻撃を「サイバー攻撃」と言います。
自動車部品工場がサイバー攻撃を受けて、
作業がストップしたり、
病院がサイバー攻撃を受けて、
診療に支障が出たりしたことがあります。
コンピュータに関して深い知識や高度な技術を持つ人をハッカーと言います。
その技術を悪用するハッカー集団がサイバー攻撃をしているのです。
そういうハッカーを「ブラックハットハッカー」とか「ブラックハッカー」と言います。
ブラックハットは黒い帽子ですが、
黒い帽子に悪役のイメージがあるからそう名付けられたとか。
対して、自分の知識や技術を悪用せず、
また、サイバー攻撃と戦うハッカーを「ホワイトハットハッカー」とか「ホワイトハッカー」と言います。