こんにちは。
明倫ゼミナール中学受験コースです。
インフルエンザは人間だけでなく鳥も感染します。
感染した渡り鳥が日本にやって来て、
その渡り鳥のふんなどで体外に出されたウイルスを小動物や人間が養鶏場に運んでしまうと考えられています。
鳥インフルエンザに感染したニワトリが養鶏場にいると、
他のニワトリに次々と感染して次々と死んでいきます。
鳥インフルエンザが直接人間に感染することはありませんが、
人間に感染するウイルスに変異する可能性があったり、
前述のように、小動物や人間がウイルスを運んで感染を広げてしまう恐れがあります。
そのため、他の養鶏場に被害が及ばないように、
鳥インフルエンザに感染したニワトリが発見されると、
その養鶏場のニワトリはすべて殺処分されてしまいます。
人間のようにワクチン接種で感染を防ぎたいところですが、
ワクチンは感染を完全に防ぐということはできず、
感染しても重症化しないというはたらきが主です。
そのため、感染しているのに発病しないニワトリがいることで、
感染を広げてしまうことにつながるため、
普通はワクチン接種をしないのだそうです。
たまごは「物価の優等生」と言われました。
これは価格がほとんど変わらなかったからです。
しかし、気候変動などによる作物の不作、
産油国であるロシアへの経済制裁によるエネルギー価格の上昇、
約32年ぶりの円安水準などの影響で輸入飼料が値上がりしたところへ、
鳥インフルエンザによる採卵鶏の殺処分がたまごの値上がりにつながったそうです。