こんにちは。
明倫ゼミナール中学受験コースです。
中日新聞に信州大学農学部竹田謙一准教授らの研究グループの調査結果が報じられました。
それによると「アニマルウェルフェア」についての認知度が低いことがわかりました。
「アニマルウェルフェア」というのはヨーロッパ発の考え方です。
日本語では「動物福祉(ふくし)」「家ちく福祉」と訳されます。
福祉というのは、幸せにくらせるようにする仕組みや取り組みのことです。
動物(家ちく)は感受性(他からのしげきを受け止める性質)をもった生き物と考えあつかうことで、
誕生から死ぬまでの間、ストレスをできるだけ少なくし、
行動要求(動きたい・食べたい・飲みたいなど)の満たされた健康的な生活ができる飼育方法をめざす
というものがアニマルウェルフェアです。
環境を整えるために費用がかかりますが、
家ちくにかわいそうな思いをさせないという点だけでなく、
家ちくが病気になったり死んでしまったりすることの損失を防ぐことになり、
人間の利益となって返ってくるという点もあります。
商品の生産から消費者に届くまでを管理する「トレーサビリティ」という言葉は、
受験用テキストに出ており、
今春の入試で出題した学校もあります。
社会のことを考えながら消費する「エシカル消費」も出題されています。
実社会で話題になった言葉は覚えておきましょう!