こんにちは。
明倫ゼミナール私立中学受験コースです。
国民一人ひとりに割り振られた12ケタの番号がマイナンバー(個人番号)です。
番号で個人を特定・管理することで、
役所の仕事がやりやすくなります。
そのマイナンバーが記載されたカードがマイナンバーカードで、
身分証明書となりますから本人確認が必要な時に役立ちます。
また、役所へ行かなくても住民票や印鑑登録証明書など、
マイナンバーカードがあればコンビニで取得できる証明書もあります。
しかし、「マイナンバーカードの必要性を感じない」「申請がめんどう」「個人情報がもれないか心配」
などから交付しない国民も多かったのです。
政府はマイナンバーカードを普及させるために、
マイナンバーカードを取得したり、
マイナンバーカードに健康保険証や預金口座を登録することでポイントが付くようにしました。
それでも2022年9月の段階で、
マイナンバーカードを取得した人は50%に届きませんでした。
そこで?10月に政府は2024年秋に現在の健康保険証を廃止して、
マイナンバーカードと一体化すると発表しました。
日本は「国民皆保険制度(こくみんかいほけんせいど)」と言って、
すべての国民が公的医療保険に入ることになっています。
そのため、健康保険証がマイナンバーカードと合体するということは、
国民全員がマイナンバーカードを持つことになります。
マイナンバーカードと健康保険証が一体化することで、
健康保険証、病院の診察券、お薬手帳が1枚のカードですみます。
また、カードを提示することで、
病歴、治療歴、服用した薬などの情報を医療機関へ簡単に伝えることができるようになります。
便利になるのですが、
前述のような個人情報がもれる不安、
健康保険証を廃止しほぼ強制的にマイナンバーカードを取得させるような方法への不満の声があります。
やってみよう!
1 マイナンバーは住民票に記載されている住民に通知されます。
マイナンバーはどこから通知されるのか、次から選びなさい。
ア 国 イ 都道府県 ウ 市区町村
2 マイナンバーカードの普及に努めている国の機関を次から選びなさい。
ア 消費者庁 イ デジタル庁 ウ 国税庁 エ 文化庁 オ スポーツ庁
3 次の各文が正しければ〇、間違っていたら✖をつけなさい。
ア 住民登録されている外国人はマイナンバーがある。
イ 住所変更した場合は、新たにマイナンバーを取得しなければならない。
ウ マイナンバーカードには多くの個人情報が保存されているので、
持ち歩かず自宅で保管しておくものである。
エ 本人確認・身分証明をする時に、暗記しておいたマイナンバーを記載すれば良い。
オ マイナンバーカードがあれば、住民登録している役所へ行かなくても取得できる証明書がある。
答え
1 ウ 住民票は市区町村が作成している住民記録
2 イ
3 ア 〇 住民票を有する外国人には通知される。
イ ✖ その番号が不正に用いられた等がなければ変わらない。
ウ ✖ カード自体には多くの情報は入っていない。
エ ✖ マイナンバーカードは身分証明書になるが、マイナンバーのみでは証明にならない。
オ 〇 コンビニで取得できるものもある。