私立中学受験科ブログ

アメリカと日本の金利の差で...

こんにちは。

明倫ゼミナール私立中学受験コースです。

円安が進んでいる原因は、

日本が金利を上げないのに対してアメリカは金利を上げているからですね。

アメリカではラーメン1杯が5000円近くもすると言われるほど、

物価(もののねだん)が上昇しました。

買う人が少なくなれば売れないため値段を下げます。

物価を下げるためには、買おうとする(需要)量を減らせば良いわけです。

アメリカは金利(お金を借りて返す時の利息)を上げてお金を借りにくくしました。

お金が借りにくくなると国民に回るお金の量が減るので、

買おうとする(需要)量が減ります。

そうやって物価上昇を抑えようとしています。

では、なぜ金利が上がるとその国の通貨(この場合はドル)の価値が上がるのでしょうか?

おおざっぱな説明ですが、

金利が高いということは貸したお金が返ってくる時に付く利息が高いということなので、

金利の高い国(アメリカ)の通貨(ドル)でお金を貸したり銀行に預けたりすれば、

利息がたくさん付くというわけです。

そのために金利の低い日本の「円」を売って「ドル」を買う人が多くなり、

円安ドル高になるのです。


逆にドルを売って円を買えば、

(一時的に)円高ドル安の方向に持っていけるため、

9月には日本の持っているドルを売って円を買うということをしました。

これは「為替介入」と言って、

財務大臣の権限で日本銀行が行いました。

この場合の「為替(かわせ)」とは、ドルと円の交換のことです。

「日本も金利を上げれば良い」ということにもなりますが、

金利を上げると前述のようにお金を借りにくくなりますから、

お金に余裕のある時でないと困る人や会社が出てしまいますね。

2024年7月

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