こんにちは。
明倫ゼミナール私立中学受験コースです。
九州では積乱雲が次々と発生して列を成して長時間大雨を降らせる線状降水帯が発生しました。
また再び発生する恐れもあるようです。
今年は猛暑が予想されており、
ゲリラ豪雨の発生回数も多くなると予想されているようです。
毎年のように水害が起こっていますが、
そんな中、「スポンジシティ―」という言葉も出てきています。
コンクリートにおおわれた都市は大雨になると水の逃げ場がなく、
洪水になりやすいという弱点があります。
下水道や地下に一時的に水をためる施設を整備していますが、
最近は、その能力を上回る雨量になることがあります。
そこで公園や緑地、湿地帯などを都市に組み込み、
スポンジのように雨水を地下に浸透させるようにつくった都市をスポンジシティーと言います。
雨が上がった後には、
ため込んだ水が蒸発することで気温の上昇を防ぎ、
ヒートアイランド現象の対策にもなると期待されています。
ちなみに「都市のスポンジ化」という言葉もありますが、
こちらは都市の大きさは変わらないのに、
空き家・空地など使われない土地が増えて、
人口密度が下がることを言います。
使われない土地がスポンジの穴のようだということですね。