こんにちは。
明倫ゼミナール私立中学受験コースです。
矢作川から明治用水に水を取る明治用水頭首工(豊田市)で、
大規模な漏水(水もれ)が起こって、
明治用水に十分な水を送れない状態になっています。
頭首工は明倫ゼミナールの豊田校からさほど遠くないところにあります。
明治用水頭首工下流から。
頭首工というのは、
河川に堰(せき)を造って水位を保ち、
用水に水を送る施設のことです。
明治用水頭首工上流から
頭首工上流部に重機が入って作業をしています。
この堰の上流部分から地下を通って、
下流に水が流れ出てしまったため水位が上がらなくなったということのようです。
「国土交通省」「農林水産省」と書かれた排水車が水をくみ上げています。
明治用水はその名の通り、
明治時代に造られた用水で1881年(明治19年)に完成し命名されました。
明治用水
明治用水が通ったことで、
安城が原と呼ばれていた原野が、
稲作・畑作・果樹栽培・養鶏・畜産などの多角農業ができる地になりました。
かつての受験用テキストには「安城市は日本のデンマークと呼ばれた」という記載もありました。
豊田市や安城市などに麦畑が広がっています。
農業用水だけでなく、
工場や火力発電所にも大量の水を供給しています。
機械を冷やしたり、製品を洗ったり、薬品を溶かしたり、蒸気を起こしたりと様々に使われます。