こんにちは。
明倫ゼミナール私立中学受験コースです。
明日5月15日は、
沖縄の本土復帰50周年です。
太平洋戦争に敗れた日本はアメリカを中心としたGHQの占領下におかれました。
1951年9月にサンフランシスコで開かれた講和会議で、
当時のソ連・ポーランド・チェコスロバキアを除く48か国と平和条約を結び、
日本は独立を回復しました。
しかし、沖縄と小笠原諸島はアメリカが統治することになりました。
1945年の終戦から27年、日本の独立回復から21年後に沖縄が日本に復帰しました。
日本にあるアメリカ軍基地の約70%が沖縄県にあります。
沖縄県の面積の約20%を基地が占めます。
太平洋戦争末期の1945年3月26日にアメリカ軍の沖縄上陸作戦が開始され、
4月1日には50万人ものアメリカ軍が沖縄本島に上陸しました。
沖縄にいた多くの民間人も犠牲になりました。
看護隊として女子学生を中心につくられた「ひめゆり学徒隊」はよく知られていますが、
その女子生徒222人のうち136人が命を落としています。
この沖縄の地上戦の時、またその後に、
アメリカ軍の基地が造られました。
沖縄戦から77年経った今でも沖縄県は基地問題を抱えています。
基地の騒音、アメリカ兵による犯罪などの他、
アメリカを敵対視する人のテロ行為の標的になるのではないかという心配もあります。
では基地がなくなればよいかというとそうも言えません。
基地が職場となっている人やアメリカ兵やその家族相手に商売をしている人、
土地を貸している人などもいます。
アメリカ軍基地があるから日本は他国からの侵略をされないという意見もあります。
沖縄県那覇市と鹿児島県とは600㎞以上離れていますから、
日本地図の場合は多くが沖縄県は別に切り取られたように表してありますね。
ですから世界地図で沖縄の位置を確かめてみましょう。
アメリカが基地をここに置きたい理由が見えてきますよ。
私立中学校高等学校では、
平和教育として修学旅行の行き先に沖縄県が選ばれていたり、
入試においても沖縄県に関する出題がよく見られたりします!