こんにちは。
明倫ゼミナール私立中学受験コースです。
「20年ぶりの円安水準」とよく聞きますね。
「円安」「円高」について習うのは、
6年生でももう少し後になりますが、
せっかく話題になっていますから予習と思って少し勉強しましょうか。
外国通貨と円を交換する時、
たとえば、1ドルを130円で交換できる時と1ドルを100円で交換できる時があったとします。
1ドルを130円で交換できる時は100円で交換できる時と比べて、
30円余分に払わないといけません。
円を多く払わないといけないこの状態が「円安」になります。
ドルを持っている方からすると円を安く買えたということです。
1ドル=130円(円安) 「1ドルで130円ももらえた。円は安いなあ」
1ドル=100円(円高) 「1ドルで100円しかもらえなかった。円は高いなあ」
次に外国で日本製品を1ドルで売っていることを考えてみましょう。
1ドル=130円(円安) ⇒ 130円の売り上げ
1ドル=100円(円高) ⇒ 100円の売り上げ
このように日本から輸出する場合は円安の方が良さそうです。
次に外国から1ドルの品物を輸入したことを考えてみましょう。
1ドル=130円(円安) ⇒ 130円で買い上げ
1ドル=100円(円高) ⇒ 100円で買い上げ
この場合は円高の方が良さそうですね。
円安も円高も良い点、悪い点がそれぞれあるので、
どちらが良いかは言えないのですが、
食料品や資源をたくさん輸入している日本にとっては、
円安になると、いろんなものの値段が高くなるので、
その影響を直に感じるのですね。