こんにちは。
明倫ゼミナール私立中学受験コースです。
今年の8月22日は、
作家向田邦子さんが亡くたって40年でした。
1981年8月22日台北から高雄に向かう飛行機が空中爆発を起こして、
乗員乗客110名全員が亡くなりました。
台湾で起きた飛行機事故では2番目に大きなものだそうです。
向田邦子さんの作品をテキストで読んでいる人も多いですよ。
明倫ゼミナール6年生の皆さんは、
夏期講習のテキストでも読んでいます。
空襲にあった後、
父親が「この分でゆくと次は必ずやられる。
最後にうまいものを食べて死のうじゃないか」と言い出して、
親子五人で天ぷらをを食べた話です。
他にも、
祖母のお通夜の日に会社の社長が弔問に来て、
父は社長に平伏と言った方がよいほどのお辞儀をするのを見た筆者が、
自分の知らないところで父が戦っているのだと思ったという「お辞儀」を読んだという人もいるでしょう。
これらが収録されている『父の詫び状』は読みやすい作品ですから、
5年生は夏休みに読んでみると良いかもしれませんね。