私立中学受験科ブログ

火力発電の割合を4割に下げる方針

こんにちは。

明倫ゼミナール私立中学受験コースです。

地球温暖化の原因となる二酸化炭素(CO2)の排出量実質0になる「脱炭素社会」の実現をめざしています。

化石燃料を使えば二酸化炭素は排出されます。

その排出された二酸化炭素を再利用したり地下に埋めたり、

二酸化炭素を吸収する木を植えたりすることで排出された二酸化炭素を大気中から減らしていくのです。

しかし、排出される二酸化炭素が多ければ、それらも追いつきませんから、

同時に二酸化炭素の排出を減らす努力が必要になります。

そのための一つの取り組みとして発電方法の割合を変えていくというものがあります。

社会科で習いますが、

現在の日本の発電量の7割強を占めるのが火力発電です。

二酸化炭素の排出が比較的少ないと言われている天然ガスを燃料としている発電所が多いですが、

日本の発電量の3割ほどは石炭火力発電に頼っています。

日本にとっては石炭火力発電所の存在は重要なのですが、

地球温暖化防止の観点から言えば時代遅れだと世界から批判されました。


日本政府は、2030年度には、火力発電所の割合を4割程度(41%)にし、

石炭火力発電は火力発電の2割弱(19%)にすることを目標としています。

火力発電を減らした分は、

現在6%(2019年度)を占める原子力発電を20%程度に、

風力などの再生可能エネルギーを18%から40%弱まで引き上げる方針です。

二酸化炭素を減らすことは世界的な目標ですから、

その目標実現のためにはしかたないことかもしれませんが、

風力発電や太陽光発電の設備を調える費用が電気料金に加算されます。


やってみよう!

1 現在の日本で中心となっている発電方式を答えなさい。

2 1に比べ、地球温暖化の影響が少ないが、建設の費用が高く自然破壊もしてしまい、

  発電量も多くないことから、現在は10%弱にまで減った発電方式を答えなさい。

3 地球温暖化への影響が小さく発電量が多いが、

 事故の被害が大きいことから一部の発電所しか動いていない発電方式を答えなさい。

4 地球温暖化の原因となっている物質を表したものを次から選びなさい。

  ア O₃  イ SDGs ウ CO₂ エ NGO  オ GHQ

5 脱炭素社会をめざして2020年以降の温室効果ガス削減の目標などの取り決めを何というか、

 次から選びなさい。

  ア ワシントン協定  イ ロンドン協定  ウ ベルリン協定  エ パリ協定  オ ペキン協定


答え

1 火力発電

2 水力発電

3 原子力発電

4 ウ  ア オゾン  イ 持続可能な開発目標  エ 非政府組織  オ 連合国軍最高司令官総司令部

5 エ

2024年7月

  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      

月別 アーカイブ