こんにちは。
明倫ゼミナール私立中学受験コースです。
先週、大人に代わって家族の世話をする18歳未満の子どもを「ヤングケアラー」と言います。
厚生労働省が中学2年生と高校2年生を対象に実態調査をし、
文部科学省の統計に合わせると、
中学生で5.7%(17人に1人)、
高校生で4.1%(24人に1人)の割合で、
兄弟や家族の世話をする18歳未満の子どもがいるという発表がありました。
幼い弟妹や障害のある兄弟姉妹の面倒を見ている割合が一番高く、
中2生で61.8%、高2生で44.3%、
続いて、父母、祖父母の順になります。
世話に費やす時間は、
中2生で平均4時間、高2生で平均3.8時間もあり、
学業や進路への影響はもちろん、
部活動などに参加できないとか、同世代の共感者がいないとかで、
孤立してしまう心配もあります。
また、家族の世話・介護という精神的な負担も大きなものです。
こうした状況を改善しようと埼玉県では、
ヤングケアラーの支援を学校や教育委員会に義務付ける条例を制定されてました。
こういった動きはどんどん広がりそうです。
受験勉強に時間を費やすことができるのは幸せなことですね!