こんにちは。
明倫ゼミナール私立中学受験科です。
新種の深海魚が発見されました。
まだまだ地球内に発見されていない生物がいますね。
今回新種の発見となったのは、
2016年に駿河湾の水深2000メートル強で捕獲した4匹だそうです。
セキトリイワシの仲間で、
体長は大きなセキトリイワシに比べても4倍ほどの最大1.4メートルにもなり、
体重は25キログラムにもなるそうです。
セキトリイワシよりも大きいので「ヨコヅナイワシ」と名付けられました。
ただの「関取」でなく「横綱」ということですね。
ヨコヅナイワシは大きさから言って、
深海のトッププレデター(頂点捕食者)ではないかと考えられています。
トッププレデターが減少したり絶滅したりすると、
その下位の生物が爆発的に増えて生態系を壊すので、
生態系の維持にはトッププレデターの役割が重要だと考えられています。
オオカミが絶滅したことでシカが増えて、
森林や畑でシカの食害が増えたなどもその例です。
したがって、トッププレデターの個体数の維持が自然環境の保全につながるのです。
ヨコヅナイワシの研究・個体数の維持が、
駿河湾深海の環境保全につながるのですね。