こんにちは。
明倫ゼミナール私立中学受験科です。
ユネスコの評価機関が、
「伝統建築工匠(こうしょう)の技、木造建築物を受け継ぐための伝統技術」
を無形文化遺産に登録するように勧告しました。
かわら屋根、かやぶき屋根、建具(たてぐ:戸や障子、ふすまなど)、たたみの製作、
宮大工や左官(壁をぬる職人)などの技術が対象となりました。
木や草、土といった自然素材で地震や台風に耐える建築物を造ってきたこと、
棟梁(とうりょう:組織のまとめ役。親方)が弟子に知識・技術を伝える制度、
作業に地域住民が関わることで、地域社会の結束を強める役割になったこと
などが評価されたようです。
12月14日からオンラインで開催されるユネスコ政府間委員会で正式に登録される予定です。
日本の登録件数は22件目で、
「能楽」「歌舞伎」「和食」「山・鉾・屋台行事」などがあり、
2018年に秋田のナマハゲなどを含む「来訪神 仮面・仮装の神々」が登録されました。
日本の登録審査は2年に1度とされているので、次回は2022年になります。
次の候補は、豊作祈願や厄除けの「風流踊り」になっています。
風流踊りに関しては4月5日のブログでも取り上げました。
やってみよう!
1 ユネスコの正式名称を漢字10文字で答えなさい。
2 12月に開催される政府間委員会は、各国とユネスコ本部とをオンラインでつなぎます。
ユネスコ本部はどこの国の首都にあるか答えなさい。
3 ユネスコの遺産事業に含まれないものを選びなさい。
ア 世界遺産 イ 無形文化遺産 ウ 世界の記憶 エ 世界の伝統
4 急な角度のかやぶき屋根が特徴の建築物が特徴の日本にある世界文化遺産を答えなさい。
5 地震や台風に耐えて、現存する世界最古の木造建築物のある寺院を答えなさい。
答え
1 国連教育科学文化機関
2 フランス 首都はパリ
3 エ ア 世界遺産 2020年現在、文化遺産18 自然遺産4
ウ 世界の記憶 世界的に重要な記録の保存が目的
「御堂関白記」「朝鮮通信使」などが登録されている。
4 白川郷・五箇山の合掌造り集落
5 法隆寺