こんにちは。
明倫ゼミナール私立中学受験科です。
「明倫ジャーナル5月号」に憲法の話を載せました。
連休明けに配付する予定でしたが、
教室での配付はすぐにはできなかもしれませんから、
憲法記念日の今日、
ブログで紹介します。
五月三日は憲法記念日です。
「日本国憲法」が施行(しこう・実際に使うこと)された日です。
「日本国憲法」については六年生で学びます。
憲法とは、国民の権利・自由を守るために、
国がやってはいけないことややるべきことを定めたきまりで、
国の政治の方針と言えます。
ヨーロッパの国々には、
強い権力を持った王様から国民の権利と自由を守るために
人権を勝ち取ったという歴史があります。
そのため、憲法がある国が近代的な国で、
ない国はまだまだ後れた国であるという見方がありました。
日本では明治時代になって「大日本帝国憲法」が制定されたのですが、
これは、江戸時代にヨーロッパの国々と結んだ不平等な条約を
改正するための一つの方法でもありました。
憲法を持つ近代的な国家と認めさせて、
ヨーロッパの国々と対等な関係に立とうとしたのです。
さて、現在の日本の憲法「日本国憲法」は、
太平洋戦争が終結して間もない、
1946年11月3日に公布(国民に知らせること)され、
1947年5月3日に施行されました。
この「日本国憲法」の内容を知ってもらおうと、
1947年から1951年まで「あたらしい憲法のはなし」という教材が中学一年生に使われていました。
「民主主義」「国際平和主義」「主権」「在民主義」など、わかりやすく説明されています。
インターネットで検索すると内容を見ることができます。
6年生は「日本国憲法」を学びますから、読んでみると良いですね。