こんにちは。
明倫ゼミナール私立中学受験科です。
学校がお休みの間、
受験勉強に励むだけでなく、
読書をするという受験科生もいらっしゃいますね。
とても良いことだと思います。
私立中学校の入試担当の先生も
「小学生の間に本を読んでおいてほしい」、
「本を読む習慣をつけておいてほしい」
とよくおっしゃいます。
小説や随筆などの文学的文章は、
文章読解の出題文としてまず使われます。
文学的文章では登場人物の心情の理解が重要です。
これは実生活においても友人はもちろん、
自分の周りにいる人々の理解につながります。
相手の立場や心情を想像できるかどうかは、
人間関係を築く上でとても重要になりますね。
私立中学校の学校説明会でも
「自分と違う境遇の人を理解してほしいというメッセージを込めました」
「相手を思いやる気持ちを大切にしてほしいと思って出題しました」
と言った出題意図を聞くことがありますよ。
今年の入試で出題文として使われた作品を
一部ですが紹介します。
「喜嶋先生の静かな世界」 森博嗣 (愛知中学校)
「焼けあとの白鳥」 長崎源之助 (愛知淑徳中学校)
「ママは知らなかったのよ」 北原亞以子 (海陽中等教育学校)
「チャーシューの月」 村中李衣 (金城学院中学校)
「夏の騎士」 百田尚樹 (椙山女学園中学校)
「左京区桃栗坂上ル」 瀧羽麻子 (中部大学春日丘中学校)
「永久のゼッケン 多摩川ブルーにほほえみを」 倉阪鬼一郎 (滝中学校)
「川っぺりムコリッタ」 荻上直子 (東海中学校)
「ぼくは勉強ができない」 山田詠美 (名古屋中学校)
「看護師も涙した老人ホームの素敵な話」 小島すがも (南山中学校女子部)
「トンネルの森 1945」 角野栄子 (南山中学校男子部)