私立中学受験科ブログ

イギリスのEU離脱実現か。

こんにちは。

明倫ゼミナール私立中学受験科です。

イギリスのEU離脱が濃厚となりました。

イギリスのEU離脱は3度延期されましたが、

離脱に賛成する保守党が、

今回の選挙で議会下院の過半数を占めたからです。

イギリスは上院と下院の二院制(両院制)ですが、

下院の優越が認められており、

下院で可決した法案は承認されやすいのです。

(6年生は日本の国会が思い浮かびましたか?)

イギリス政府は来年1月末までに離脱承認手続きを終わらせたい考えで、

EU離脱がイギリス国内、EUで認められると離脱となります。

しかし、離脱後1年間は移行期間として、

イギリスとEUの関係は急速には変わらないようです。

この間に、イギリスとEUでFTA(自由貿易協定)について交渉します。

EU加盟国間の人やものの行き来は自由ですが、

イギリスがEUから離脱すると、

イギリス・EU間も輸出入の関係になるからですね。

この点が、イギリスに進出している日本企業の不安材料となります。

イギリスがEU加盟国であれば、

イギリスからEU加盟国へは輸出でなく移動であって、

関税がかからなかったのに、

今後は関税がかかる恐れがあるからです。

日本はEUと今年2月にEPA(経済連携協定)を発効しました。

EPAはFTAより幅広く、

関税の撤廃や削減だけでなく、人の移動などのルールづくりも含まれます。


やってみよう!

1 下記はEUについて説明した文です。

  ▢にあてはまる言葉を後から選びなさい。

    EU加盟国は、各国の▢▢を維持しつつ、

    ▢、もの、▢▢などの出入りを自由にし、

    政治・▢▢・国防を統合する。

  平和・安全・独立・経済・お金・資材・人・物・車

2 下記はイギリスがEUを離脱する理由です。

  ▢にあてはまる言葉を書きなさい。

   加盟国間の▢▢力格差とシリア内戦による▢▢の流入問題

3 イギリスの首相を次から選びなさい。

   ア メイ  イ メルケル  ウ ジョンソン  エ マクロン


答え

1 独立、人、お金、経済

2 経済、難民

3 ウ

2024年7月

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