こんにちは。
明倫ゼミナール私立中学受験科です。
スペインでCOP25が開かれていることもあって、
地球温暖化対策に関するの話題をよく聞きます。
地球温暖化対策の国際枠組みである「パリ協定」が、
2020年1月に始まります。
COP25では、詳細ルールについても話し合われます。
パリ協定は、
世界の平均気温の上昇を2度未満(努力目標としては1.5度)にし、
21世紀後半には人間活動による温室効果ガスの排出を実質0にするという目標で、
締約国(参加する国)が取り組むものです。
日本は、
2030年までに温室効果ガスを
2013年度比マイナス26%を目標にしています。
2050年までに温室効果ガスの排出量を80%削減し、
21世紀中に「脱炭素社会」の実現を目指します。
三重県の鈴木知事は、
2016年の伊勢志摩サミットの首脳宣言で、
「パリ協定の着実な実施」が盛り込まれていたことも踏まえ、
「ミッションゼロ2050みえ」と題し、
2050年までに温室効果ガスの排出をなくす
「脱炭素宣言」を発表しました。
長野県では、
台風を含め異常気象が頻発しているとして、
「気候非常事態宣言」を出して、
2050年には二酸化炭素排出量を実質0にするとしています。
各国で
温室効果ガス(特に二酸化炭素・CO₂)削減のために、
化石燃料の消費を減らす努力や技術を高めるだけでなく、
二酸化炭素を大気中に放出せず
回収して地中や海底に閉じ込める「CO₂回収・貯留(CCS)」の実用化を進めているそうです。