こんにちは。
明倫ゼミナール私立中学受験科です。
2019年4月にお札のデザインを2024年度に新しくするという発表がありました。
1万円札は渋沢栄一、5千円札は津田梅子、千円札は北里柴三郎です。
また、外国人にも金額をわかりやすくするため、
金額の表示を大きくします。
約20年ごとにデザインを変えるのですが、
これは偽造防止のためと言われています。
肖像画を取り入れるのは、
偽札に気づきやすくするためです。
人は顔を認識する能力に優れているので、
ちょっとした違いに「なんとなくおかしい」と気づくそうです。
さらに、お札の肖像画は、写真をもとにして
お札用の肖像画を描き直し、
その肖像画をもとにして印刷用の原版を作りますから、
オリジナルであり、私たちは「お札の顔」として、
特別に覚えてしまいます。
また、3Dホログラムの技術を取り入れ、
見る角度によって肖像画が浮き上がって見えるだけでなく、
横から見ても肖像画が正面に見えるようになっているそうです。
顔が追いかけてくる感じですね。
光にかざずと何も描かれていない楕円の中から肖像画が浮かび上がる
「すかし(すき入れ)」に関しても、
複雑な図柄も取り入れるそうです。
日本のお札は、このように技術を駆使して偽造防止に努めていますから、
偽札が少なく現金に信用があります。
そのため、現金を持ち歩くことが多く、
キャッシュレス化し難い環境となったとも言えます。
やってみよう!
1 新しい10000円札の肖像として用いられた人物を表すものを次から選びなさい。
ア 近代日本の発明王 イ 近代の日本資本主義の父 ウ 近代日本の国家建設の父
エ 近代の日本憲政の父 オ 近代の郵便制度の父
2 新しい5000円札の肖像として用いられた人物と最も関係の深い学校を選びなさい。
ア 早稲田大学 イ 慶応義塾大学 ウ 上智大学 エ 津田塾大学 オ 北里大学
3 新しい1000円札の肖像として用いられた人物と最も関係の深い学問を選びなさい。
ア 歴史学 イ 物理学 ウ 生物学 エ 生理学 オ 細菌学
4 現在の10000円、5000円、1000円札の肖像画として用いられている人物名を書きなさい。
5 日本では、どこがお札を発行しているのか答えなさい。
答え
1 イ 渋沢栄一のこと
2 エ 津田梅子
3 オ 北里柴三郎
4 福沢諭吉、樋口一葉、野口英世
5 日本銀行
明倫ゼミナール生は、
お札の肖像画に選ばれた人物がどんな人だったかを
今年の「受験科ジャーナル」で紹介しましたので、
読み返してください。