こんにちは。
明倫ゼミナール私立中学受験科です。
6月23日(月)に、静岡県裾野市にある不二聖心女子学院中学校・高等学校に行きました。
今年、明倫生も入学して寄宿舎で生活していますよ。
校舎はヨーロッパの教会やお城のようです。
晴れていると、もっときれいなのです。
今回、寄宿舎も見学させていただきました。
1部屋に10名くらいでしょうか、
異学年が集団で生活するのですが、
個人のスペース(ベッドやロッカー)には隣と壁があり、
出入口はカーテンで仕切ることができ、
大部屋の中に小部屋がいくつもあるといった感じです。
写真をお見せできるとわかりやすいのですが、
女子寮ということだからでしょう、撮影は禁止になっていますので。
自習室、食堂、浴場、洗濯室など、
寮に完備されているものは、他の寮も同じなのですが、
きちんと整頓されていて、きれいなところは、男子寮と全く違う雰囲気です!
建物自体は、新しいとは言えないのですが、
「古い」というより「落ち着いた」といった印象です。
これは、校舎も同じで、ふんだんに使われた木が、伝統を感じさせます。
床・階段・壁などに、磨き上げられた木が使われています。
明倫の5年生は、土曜日の国語の授業で、
筆者が通っていた小学校が、階段に彫刻が施されていたり、大理石が使ってあったりして、
「子どもたちは無意識に、おとなたちがじぶんたちを大事に思っていることを、
校舎をかけずりながら肌で感じていたにちがいない」(鷲田清一『デザインの思想』)
と思ったという文章を読みましたね。
この気持ちを体感できるかもしれませんよ。
富士山を臨む広大な敷地(学校の敷地でオリエンテーリングをするくらい)に建っていますから、
高原のクラシックホテルのような雰囲気です。
気持ちを落ち着けてくれる中庭です。
門から校舎へ行く間に茶畑があります。
とにかく広く、自然いっぱいです。
夏合宿で行く箱根高原ホテルみたいかな?
生徒の皆さんは、お休みで、校内が静かだったことも「学校」を感じさせなかったのかも。
不二聖心女子学院中学校・高等学校の寄宿生は、週末、保護者のもとに帰るのですね。
21日(土)は授業があったので、23日(月)は代休だったのです。
在校生の約半数が寄宿生で、今年、愛知県からは7名入学しています。
最近は、通学可能な生徒でも寄宿生として入学を希望する生徒が増えているそうです。
そのため、来春の入試は、自宅からの通学か、寄宿生を希望するかだけでなく、
寄宿生を希望するが、自宅からの通学もできるという出願も取り入れ、
寄宿舎がいっぱいになったら、寄宿生ではなく通学生としての入学を認めるということもするそうです。
そして、現在、新しい寄宿舎も建築中で、完成すると、
現在の寄宿舎とあわせて300名くらいが、共に生活できるようになるそうです!