こんにちは。
明倫ゼミナール私立中学受験科です。
「平成が終わり、令和時代に」とあちこちで言われています。
そして「平成はどんな時代だったか」と振り返る番組も多いですね。
愛知県の私立中学受験に関してはどうだったのか?
やはりいろいろと変化のあった時期でした。
一番のきっかけは、平成14年(2002年)から始まった「学校週5日制」ですね。
月1回土曜日休みから隔週土曜日休みとなり、完全週5日制へと移行していきました。
その頃、よく「学習内容3割削減」「子どもの学力低下」「円周率は3で計算」など、耳にしました。
そこで、「学習内容を削らない私立中学に入学しよう(入学させよう)」というご家庭が増えました。
公立志向の高い愛知県で、私立中学高校の注目度が一気に増した時代だったと言えるのではないでしょうか。
私立中学校も変化がありました。
今は、算国理社の4教科受験が主流ですが、
女子校の多くは、国語・算数の2教科受験ができました。
中学高校での学習を考えた場合、理科や社会も小学校でしっかり学習しておく方が有利です。
理科や社会で多くの知識を習得する経験を積んだ子どもは、
さらに多くの知識の習得を求められる中学校の学習に十分耐えられるからです。
「学力低下」を心配して私立中学受験を選択されるご家庭が増えたのですから、
受験生の負担軽減よりも、勉強の土台づくりが重視されるようになり、
4教科受験へ移行していったのです。
入試に面接を課すことをやめた学校が増えました。
面接を廃止した理由は、学校により様々ですが、
筆記試験で、きちんと得点できている受験生が、
面接の結果で不合格になることはほぼないからとか、
学校説明会が、学校だけでなく、塾での開催も増え、
学校のことをよく理解した上で受験されているので、
面接で確認するほどのこともないからなどと聞きました。
すっかり男女共学校として定着している愛知中学校ですが、
男女共学になったのは2004年からです。
海陽中等教育学校が開校したのは、平成18年(2006年)でした。
多くの私立中学校で、校舎の建て替えもありましたね。
「変化の激しい時代において、新たな価値を創造していく力を育成する」という文科省の取り組みとして、
特に「大学入試改革」に注目が集まっています。
そして、私立中学高校へも、その対応が注目・期待されていますね。
学校主催の学校説明会・オープンスクールが、開催されています。
実際に足を運んで、教育方針や教育環境をお確かめになるのはいかがでしょうか。