こんにちは。
明倫ゼミナール私立中学受験科です。
岩手県で、ティラノサウルスの仲間の恐竜と思われる化石が発見されたのはご存知ですか。
やっぱり男子は結構知っていましたね。
昨年6月、久慈琥珀博物館採掘体験場で、高校生が歯の化石を発見しました。
早稲田大学国際学術院の平山廉教授と国立科学博物館、久慈琥珀博物館の共同研究グループが調べたところ、
大型肉食恐竜のティラノサウルスの仲間と判明したそうです。
体長3メートルにもなる肉食恐竜が日本で生活していたのですね。
2003年に琥珀採掘体験場ができてから、アドクス(絶滅したカメ類)や翼竜類(翼を持つ爬虫類)、
竜脚類(大型の植物食恐竜)、コリストデラ類(水生爬虫類)などの化石が発見されています。
2016年には、肉食恐竜の歯の化石も発見されていました。
琥珀は、宝石のように扱われますが、植物の樹脂の化石です。
樹脂が、昆虫などを取り込んだ状態で化石になったものもあります。
映画「ジュラシック・パーク」は、琥珀に閉じ込められていたのは蚊でした。
その蚊が吸った恐竜の血液からDNAを取り出して、
恐竜を復活させるというものでした。
しかし、どんなに保存状態が良くても、
恐竜時代のDNAが完全な状態で保存されていることはないという研究が発表されました。
恐竜のDNAは、採取できなくても、琥珀に取り込まれた昆虫などの外形は、
ほぼ完全な状態ですから、琥珀は「タイムカプセル」と言う人もいます。